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【世】 Légion旅団⑧:ポール・セザンヌの箱庭[1] [【世】:地域情報]



ハエの入ったお皿を食して、大満足♪ ・・・とか、書いてしまったら 丸ごと食べたと誤解されるんでもうちょっと丁寧に書くとするなら、不可抗力の決定的要因の部分(ハエが玉砕自爆テロでバジルソースに埋まっている箇所) はキレイに残して、適当に酔っ払って退散。また、ゲートが仰々しく開いてから、長い長い森とワイナリーの道を引き返す頃にはすっかり辺りもいい感じで暗くなってきていた

・・・また、山道をエクサンプロヴァンスに向かって走っている頃・・・そういや、ナタリーも呑んでなかったっけ?とか意識が薄れる中で、唯一後悔したのが 楽天保険くじの 負けゼリフ・・・「保険に入っておけばよかった・・・」 だった。大体、今日は旅行2日目だというのにイベントにアクシデントが多かったし、保険に関することもなんか微妙にニアミスだったんで。しかし・・・彼女の運転は変わることなく速く、荒く・・・加速度的に酔いが回る回る・・・いつもより。完全爆睡となってしまった

・・・目が覚めると、見慣れない場所・・・駐車場に車は居た。そして目の前にこれまたホテルとは言い難い、たった2回建てのロッジ風の横長い建物が・・・「えぇ?ココに泊まるの!」と本気で思った。ということは、少し酔いが覚めてたかも・・・。・・・なんかホテルじゃなかったっけ???とか次に思う間もなく、車から降りて自分のサック(あの微妙な重さにしてぶかぶかなコヨーテダッフルバッグ)を中途半端に持って、いきなりの部屋割り後にカードキーでこれまたご一緒になるK君が部屋を開けた。・・・これはまるで米国にあるようなモーテルだ。まぁ、映画とかでしか見たことなかったけど・・・

考えてみれば、この地:エクサンプロヴァンスが3日も滞在するからこのモーテルちっくなお部屋がとりあえずのメイン部屋になるのか・・・などと思ったのは当然、その日のその瞬間ではない。時差ボケの影響、酔狂なハイテンションとそれに逆行するイベント疲れでぐちゃぐちゃな健康モードで、K君より先にシャワーを浴びて今度はちゃんとしたツィンベッドで寝る・・・愛も変わらず、K君がノイジーな寝相だったので、いつ起きたか分からなかったが途中で目が覚めたことは言うまでもない・・・奴は国が変わってもどこでも安定した眠りにつけるのだろう。気がかりは無呼吸症候群か・・・イレギュラーはいびきに耳を傾けつつもまた意識が遠のいた2日目の夜だった・・・

翌朝、そのモーテルらしき入口前のお庭に集合。旅団長のかねてから行きたがってた、エクサンプロヴァンス中心街目抜き通りにある  「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 で朝食をとることにした


今日も晴れ。そして、予算の関係でこの中心街から少し離れた所にあるモーテルから、ナタリー号でぶっとばして到着。「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 のある目抜き通り : ミラボー通り 前の円形のロータリー(ラウンドバウト)には巨大な噴水

大噴水 : ロトンド
ミラボー通り の 苔むした噴水


ナタリーは相変わらず、路駐場所を確保するために、みんなを下ろして車で去っていく。すかさずK君が ロトンド大噴水に向かってフラッシュチャンス。ひとしきり堪能した後で、ミラボー通りに向かって歩き出す一行。通りの右側を歩いていく。ちなみに後で正確に分かった事だが、「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 は、反対側の通りの左側に位置していた

車幅と同等かそれよりも広めに感じられる歩道で何人もの路上店主が、フリマっぽい見本市をやっていた。これもマルシェ(市場)というべきなのだろう・・・絵画や骨董品・布製品や食器などなど 思い思いの品々を所狭しと並べたり、準備していたり、待ちぼうけしていたりと・・・なんか文化祭の準備っぽくも見えたりもしたり・・・

個人的にはぶらぶら見て通り過ぎるぐらいで、特に物珍しいからといって興味の職種を示すわけもなく・・・目的地まで練り歩いている感じ。それでもこの団体さんもそれぞれなようで、ピクチャー好きなK君は遅れるし、旅団長は勝手に英語で交渉したりするし、女性陣はお二人連れ添ってあれこれ見て回ったりで・・・

あの 「近代絵画の父」 として知られる  ポール・セザンヌ が通ったとされる 「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」  ・・・ 旅団長が最も行きたがっていた エクサンプロヴァンスとそのお店 ・・・ あろうことか、その店を他店と間違えるご愛嬌ぶりも発揮して、ミラボー通りの末端近くにそのお店はあってすでに盛況だった

早速、野外の大きなパラソルのある空いているテーブルにつくと、ギャルソン(ウェイター)がメニューを持ってくる。ナタリーがまた交渉。日本語で何を食べたいか聞いて、ギャルソンにフランス語でオーダー。まぁ、ここは おフランス らしく クロワッサン と カプチーノ で決まりでしょう! あと、オプレツも!・・・って、昨日のニースの朝飯となんら変わっていない事に少しの違和感も持たない私・・・果たしてどっちが美味かったかと問われれば・・・これまたどっちも・・・と。ただ、このお店では コンフィチュール(ジャム)やはちみつが小さな瓶詰めでいくつも出てきたので、例えば マーマレードやらアプリコットやらブルーベリーやら・・・結局食べきれずに未開封の瓶詰めコンフィチュールは持ち帰ることにした。バレなきゃ没収されない!きっと

そう、オランダのスキポール空港では、せっかく飲まずに持っていこうとした KLM仕様のペットボトル水が 見事に2本とも没収の憂き目にあった・・・これをタダ土産にするのだ。余計なコストは食費が高いのを実感したのでニース土産以外にこれ以上極力かけたくない。まぁ、瓶が分厚いから割れるリスクは少ないとはいえ、割れたら悲惨な状態に・・・まるで リンク債 だな。今考えると・・・あと、やっぱり正直少ない量とは言え荷物は増やしたくなかったのも事実。コストはかけない分、これは妥協だろう・・・

お店での朝食を堪能したあと、ランチまでのスケジュール調整をみんなで小話。このエクサンプロヴァンスで何を見るか・何を買うかによってバラバに行動することになるらしい。とはいえ、時計も持って来なかった自分 (結果的に、時計がなくても空港の手荷物検査でアレコレひっかかる日常茶飯事常習犯) としては、時差で二重時間 になるのがイヤだったのと、持って来れるようなまともな腕時計を探せなかったという後日談があるため、誰かと一緒に行動しないと、この地でのランデブーが達成できずに彷徨える黒羊になりかねない・・・といういつもの言い訳で、K君と行動することにした

まずは、セザンヌが過ごしたという家(アパート)だったが、あいにく月曜だったのでお休みだった。月曜なのに・・・?どうやら失業率が高いフランスではワークシェアリングと、高い人件費のために月曜まで休みになっているらしい。ということは平日に観光しないとまともに動けないとも・・・なんか能力主義とは程遠い共産主義的な労働市場なのか・・・そういえば、 パリ=コミューン はこの地、フランスからだったじゃないか・・・と、アテもなく彷徨いながら感慨に耽っていた。そうでありながらも、K君が行きたい場所についていく感じで。ピクチャーマニアの彼にとっては、大聖堂やら歴史的な建築物を激写する事に今日の時間を費やそうとしていた。

ひとしきり通りを縦横無尽に歩き回って写真を撮りまくって、K君が最も感動したのが ステンドガラスが鮮やかで荘厳なサンソブール大聖堂だった

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コメント 5

み〜

そういわれれれば、クレカ(非ゴールド)に付帯の海外旅行保険ってせいぜい物の盗難までで現金って対象外でしたっけ??
by み〜 (2014-07-20 21:44) 

goro2001

ハエ汁ソースは遠慮したい
by goro2001 (2014-07-21 12:05) 

デルフィー

自分も写真撮りまくるだろうなぁw
by デルフィー (2014-07-22 05:58) 

ドドンガ

素敵な旅だわ~~。
モニターは現品だけのとかポイントももらえるのとか色々だよ☆
by ドドンガ (2014-07-22 17:14) 

み〜

熊本出身のスザンヌがそんなところで暮らしていたとは・・・
by み〜 (2014-07-22 21:53) 

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