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【世】 Légion旅団⑧:ポール・セザンヌの箱庭[1] [【世】:地域情報]



ハエの入ったお皿を食して、大満足♪ ・・・とか、書いてしまったら 丸ごと食べたと誤解されるんでもうちょっと丁寧に書くとするなら、不可抗力の決定的要因の部分(ハエが玉砕自爆テロでバジルソースに埋まっている箇所) はキレイに残して、適当に酔っ払って退散。また、ゲートが仰々しく開いてから、長い長い森とワイナリーの道を引き返す頃にはすっかり辺りもいい感じで暗くなってきていた

・・・また、山道をエクサンプロヴァンスに向かって走っている頃・・・そういや、ナタリーも呑んでなかったっけ?とか意識が薄れる中で、唯一後悔したのが 楽天保険くじの 負けゼリフ・・・「保険に入っておけばよかった・・・」 だった。大体、今日は旅行2日目だというのにイベントにアクシデントが多かったし、保険に関することもなんか微妙にニアミスだったんで。しかし・・・彼女の運転は変わることなく速く、荒く・・・加速度的に酔いが回る回る・・・いつもより。完全爆睡となってしまった

・・・目が覚めると、見慣れない場所・・・駐車場に車は居た。そして目の前にこれまたホテルとは言い難い、たった2回建てのロッジ風の横長い建物が・・・「えぇ?ココに泊まるの!」と本気で思った。ということは、少し酔いが覚めてたかも・・・。・・・なんかホテルじゃなかったっけ???とか次に思う間もなく、車から降りて自分のサック(あの微妙な重さにしてぶかぶかなコヨーテダッフルバッグ)を中途半端に持って、いきなりの部屋割り後にカードキーでこれまたご一緒になるK君が部屋を開けた。・・・これはまるで米国にあるようなモーテルだ。まぁ、映画とかでしか見たことなかったけど・・・

考えてみれば、この地:エクサンプロヴァンスが3日も滞在するからこのモーテルちっくなお部屋がとりあえずのメイン部屋になるのか・・・などと思ったのは当然、その日のその瞬間ではない。時差ボケの影響、酔狂なハイテンションとそれに逆行するイベント疲れでぐちゃぐちゃな健康モードで、K君より先にシャワーを浴びて今度はちゃんとしたツィンベッドで寝る・・・愛も変わらず、K君がノイジーな寝相だったので、いつ起きたか分からなかったが途中で目が覚めたことは言うまでもない・・・奴は国が変わってもどこでも安定した眠りにつけるのだろう。気がかりは無呼吸症候群か・・・イレギュラーはいびきに耳を傾けつつもまた意識が遠のいた2日目の夜だった・・・

翌朝、そのモーテルらしき入口前のお庭に集合。旅団長のかねてから行きたがってた、エクサンプロヴァンス中心街目抜き通りにある  「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 で朝食をとることにした


今日も晴れ。そして、予算の関係でこの中心街から少し離れた所にあるモーテルから、ナタリー号でぶっとばして到着。「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 のある目抜き通り : ミラボー通り 前の円形のロータリー(ラウンドバウト)には巨大な噴水

大噴水 : ロトンド
ミラボー通り の 苔むした噴水


ナタリーは相変わらず、路駐場所を確保するために、みんなを下ろして車で去っていく。すかさずK君が ロトンド大噴水に向かってフラッシュチャンス。ひとしきり堪能した後で、ミラボー通りに向かって歩き出す一行。通りの右側を歩いていく。ちなみに後で正確に分かった事だが、「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 は、反対側の通りの左側に位置していた

車幅と同等かそれよりも広めに感じられる歩道で何人もの路上店主が、フリマっぽい見本市をやっていた。これもマルシェ(市場)というべきなのだろう・・・絵画や骨董品・布製品や食器などなど 思い思いの品々を所狭しと並べたり、準備していたり、待ちぼうけしていたりと・・・なんか文化祭の準備っぽくも見えたりもしたり・・・

個人的にはぶらぶら見て通り過ぎるぐらいで、特に物珍しいからといって興味の職種を示すわけもなく・・・目的地まで練り歩いている感じ。それでもこの団体さんもそれぞれなようで、ピクチャー好きなK君は遅れるし、旅団長は勝手に英語で交渉したりするし、女性陣はお二人連れ添ってあれこれ見て回ったりで・・・

あの 「近代絵画の父」 として知られる  ポール・セザンヌ が通ったとされる 「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」  ・・・ 旅団長が最も行きたがっていた エクサンプロヴァンスとそのお店 ・・・ あろうことか、その店を他店と間違えるご愛嬌ぶりも発揮して、ミラボー通りの末端近くにそのお店はあってすでに盛況だった

早速、野外の大きなパラソルのある空いているテーブルにつくと、ギャルソン(ウェイター)がメニューを持ってくる。ナタリーがまた交渉。日本語で何を食べたいか聞いて、ギャルソンにフランス語でオーダー。まぁ、ここは おフランス らしく クロワッサン と カプチーノ で決まりでしょう! あと、オプレツも!・・・って、昨日のニースの朝飯となんら変わっていない事に少しの違和感も持たない私・・・果たしてどっちが美味かったかと問われれば・・・これまたどっちも・・・と。ただ、このお店では コンフィチュール(ジャム)やはちみつが小さな瓶詰めでいくつも出てきたので、例えば マーマレードやらアプリコットやらブルーベリーやら・・・結局食べきれずに未開封の瓶詰めコンフィチュールは持ち帰ることにした。バレなきゃ没収されない!きっと

そう、オランダのスキポール空港では、せっかく飲まずに持っていこうとした KLM仕様のペットボトル水が 見事に2本とも没収の憂き目にあった・・・これをタダ土産にするのだ。余計なコストは食費が高いのを実感したのでニース土産以外にこれ以上極力かけたくない。まぁ、瓶が分厚いから割れるリスクは少ないとはいえ、割れたら悲惨な状態に・・・まるで リンク債 だな。今考えると・・・あと、やっぱり正直少ない量とは言え荷物は増やしたくなかったのも事実。コストはかけない分、これは妥協だろう・・・

お店での朝食を堪能したあと、ランチまでのスケジュール調整をみんなで小話。このエクサンプロヴァンスで何を見るか・何を買うかによってバラバに行動することになるらしい。とはいえ、時計も持って来なかった自分 (結果的に、時計がなくても空港の手荷物検査でアレコレひっかかる日常茶飯事常習犯) としては、時差で二重時間 になるのがイヤだったのと、持って来れるようなまともな腕時計を探せなかったという後日談があるため、誰かと一緒に行動しないと、この地でのランデブーが達成できずに彷徨える黒羊になりかねない・・・といういつもの言い訳で、K君と行動することにした

まずは、セザンヌが過ごしたという家(アパート)だったが、あいにく月曜だったのでお休みだった。月曜なのに・・・?どうやら失業率が高いフランスではワークシェアリングと、高い人件費のために月曜まで休みになっているらしい。ということは平日に観光しないとまともに動けないとも・・・なんか能力主義とは程遠い共産主義的な労働市場なのか・・・そういえば、 パリ=コミューン はこの地、フランスからだったじゃないか・・・と、アテもなく彷徨いながら感慨に耽っていた。そうでありながらも、K君が行きたい場所についていく感じで。ピクチャーマニアの彼にとっては、大聖堂やら歴史的な建築物を激写する事に今日の時間を費やそうとしていた。

ひとしきり通りを縦横無尽に歩き回って写真を撮りまくって、K君が最も感動したのが ステンドガラスが鮮やかで荘厳なサンソブール大聖堂だった

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【世】 殺っ血魔った ガドフライ [【世】:地域情報]





いやはや・・・やってくれましたわ・・・遂に恐れていた民間航空機の犠牲が・・・

思えば冷戦時代から戦車大国であった旧ソビエトは制空権を支配する米国に対して、これまた優秀な対空兵器をアレコレ開発していた経緯が・・・

この手の地対空ミサイルは、射程距離が長い

恐らく、マレーシア航空機長も 遠くから飛んできたミサイルがいきなり目の前に現れたか、確認もできないまま速攻撃墜された可能性も・・・頼りは航空機の残骸に残されているか微妙な
ブラックボックス
が生きているかどうか・・・

対照的に 遠距離攻撃を得意とする兵器。陸上自衛隊が持つ
93式近距離地対空誘導弾
は近距離攻撃用 ・・・というか 防衛用

・・・


今日、株が3ケタサゲた原因はこの撃墜悲劇とイスラエルのガザ紛争かと・・・

それにつけても、マレーシア航空悲劇二度目・・・ハイジャック消息不明の迷宮入りの次は撃墜のフルコースにしてフル回転墜落コース

特に、フランスから帰国するルートはもうちょっと南寄りだったら 我が輸送機が 撃墜の憂き目に遭っていたカモ・・・



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  相場概況
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日本株式市場、地政学リスクの高まりで大幅安も商いは膨らまず

日経平均            15,215.71 (▼154.55)
日経225先物         15,210 (▼160 )
TOPIX            1263.29 (▼ 10.09)
JPX日経400          11,505.50 (▼86.12)
単純平均             297.81 (▼ 2.08)
東証二部指数           3,822.89 (▼ 12.94)
日経ジャスダック平均       2,171.77 (▼ 10.42)
東証マザーズ指数         894.19 (△ 0.71)
東証一部
値上がり銘柄数          289銘柄
値下がり銘柄数         1,427銘柄
変わらず             99銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           101.78%  ▼ 10.22%
売買高            18億4378万株(概算)
売買代金        1兆5943億2300万円(概算)
時価総額          450兆0419億円(概算)
為替(15時)          101.31-101.32 円/米ドル
為替(15時)         136.98-137.02 円/ユーロ

◆市況概況◆

【日本株式市場】
1.概況
本日の日本株式市場は、日経平均が154円安の1万5215円と大幅に続落、TOPIXやJPX日経400も下落しました。新興市場では日経ジャスダック平均は下落したものの、マザーズ指数はわずかに反発しました。ウクライナでマレーシア航空の旅客機が墜落したことやイスラエル軍によるパレスチナのガザ地区への地上部隊投入など、地政学リスクの高まりから昨日の米国株式市場が大きく下落したこと、円高が進んだことが嫌気されました。日経平均は196円安の1万5174円で寄り付くと、一時は下げ幅を259円まで拡大しました。日経平均は、その後は徐々に下げ幅を縮めて本日の高値圏で引けました。

2.個別銘柄動向等
全市場の売買代金首位は昨日に引き続き鉄建建設(1815)で、本日は3円安と小幅に反落しました。子会社のアリババの上場が見込まれていた8月よりも遅れ、9月以降になると報じられたソフトバンク(9984)は一時147円安の7,530円まで売られましたが、終値は23円安まで値を戻しました。JR東日本(9020)が3.5%高と大幅に続伸しました。昨日大引け後に保有する自社株150万株を消却すると発表したことや、外資系証券が目標株価を引き上げたことが好感されました。中間期の業績予想引き上げを発表した安川電機(6506)は4.3%高と大きく上昇しました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
ウクライナや中東で地政学リスクが高まったことに加えて、日本市場は3連休を前にしていることもあって、大きく下落しました。ただし、東証1部の売買
代金は1兆6000億円を割り込むなど低調で、商いを伴った本格的な売りが出たわけではありませんでした。まずは今週末に事態がどのように推移するか見極めたいといったところでしょう。来週後半からは日本企業の第1四半期の決算
発表が本格化してきます。

◆東証一部値上がり・値下がり・売買代金ランキング◆



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【世】 Légion旅団⑦:飛んで皿に入る夏の・・・ [【世】:地域情報]



また、ナタリーの荒い運転とOPELのランドクルーザー並のビバロと共に・・・高速でニースを去ることに・・・これが午後15:00過ぎぐらい。日本時間で夜の22:00。カッ飛ばして、ニースの観光チックな建物や海とおさらば。高速はドイツのアウトバーンのように無料というわけにはいかないようで、所々に点在するゲートでは旅団長が小銭を用意してナタリーが券売機のマシーンに払っていた。こういうアナログな点が日本のETCの進化ぶりを印象づけるような・・・

景色も段々と内陸に入ってきているのか森や山が多くなってきた。どこをどう走っているのかは、ナタリーとナビぐらいしか分からないだろう。「右へ曲がれ・左へ曲がれ」(トゥネイラ ドゥワット ・ ゴーシュ)の自動音声の繰り返しで感覚がおかしくなってくる。ある程度走って高速を降りて下道を走り出すと、大きな湖が点在するちょっとしたヴァカンスちっくな山の道路になる。車幅も対面交通が出来る程度になったが、愛も変わらず、対向車・・・というかフランス人は車をぶっ飛ばして駆け抜けていく。あんまり車が来ないと思われるカントリーロードでさえ、いきなり現れて消えていく対向車・・・国際免許とって持ってきても運転はしたくない罠・・・煽られる事必至

旅団長が提案していたディナーの店は、今朝の朝食のレストランや今日行く予定にしていて結局工場クローズで行けなかった香水が有名な グラース という場所の工場のように行けないらしい。ということで、今日行くレストランは急遽変更になったのか、またその時間調整なのか・・・小高い丘の上にある街中で小休止でお茶や水を飲むことになった。石造りの小さな町みたいな所でこれまたニースとは趣の異なる素朴な感じの場所にさえ、結構車が乗り付けていた。どうやらフランス人はほとんどがアウトドアのような感じらしい

この旅行に行く前から、旅団長は勝手に一人で行きたい場所には行け!などと言っていた。エクサンプロヴァンスの駅に着いたら電話しろとか・・・いやいや、行った事ない場所だし、そもそもフランス語通じないし・・・結局この旅で我が勝手に一人行動をすることはなかった。なかったが・・・当初、自分は ニース ⇒ エクサンプロヴァンス に行くなら海側のルートで行きたかった。ツーロンという軍港があるし、ラ・シオタなる日本人の名前みたいな美しい漁港があるし・・・ニースには行ってもニース港までは行かなかったからなぁ。地中海を堪能したいみたいな感覚があったのかもしれない 

しかし、行き着く先は名も無き村というか各旅行ガイドにもなかなかお目にかかれないような・・・そういうと旅団長が好きそうな寒村というか、美しい村々に出てきそうな場所に近かった。だから、旅団長としてはご満悦なのかといえば、決してそうでもなく本来行きたかった場所がことどとく日曜でクローズになったりで、思うようにいっていないようだ。それ以上の肉体的精神的ダメージの方が大きかったか・・・

一服して、その小さな町を一通りお散歩した後で、また車に乗り込んで山道をゴトゴト・・・夜に近い夕方というか、全く太陽が落ないので、時差ボケに加えてこれまた時間の感覚が狂う狂う。車の助手席ではなるべく起きときたい方なので、移りゆく森をただただ漫然と眺めている。山道はアップダウンもさることながら、右左カーブが激しいのは、日本でもオーストラリアでも世界共通か・・・自分が運転する山道は楽しいって感覚なので、気持ちが集中してなくてもなんとなくハイまでいかないテンションはキープしている感じ。言うなれば夕飯に密かな期待と、どんだけコストがかかるのかの不安が入り混じっている感じでの乗車中

フランスといえばワイン。ワインといえばぶどう畑。そのぶどう畑は例えば、日本オリジナルの巨峰などのぶどう園のように吊り下げではなく、本当の畑に、1mも満たないぶどうの木が整然と並んでいる感じ。だから、K君も初めはこれがぶどうの木だとは分からなかったようだ。そんなぶどう畑が延々と続く小道に入り込んだ。どうやら目的地の 「看板」 に着いたようだ。ナタリーもナビで確認しているからそこに来たことはないのだろう。もともと彼女は、今回のコートダジュールやプロヴァンスの出身ではなく、トゥールーズというもっとスペインに近い南西の都市に今は住んでいるため、彼女にとっては国内旅行的な感覚なのだろう。そんな彼女の荒い運転が看板過ぎても変わらず続き、舗装されていない小道に入っても変わらない。そして変わらないで続くぶどう畑・・・一体、いつになったら着くんや~みたいなジラされモードに



その理想郷・・・エルドラドたる シャトーデベルネ にはそんな曲がりくねったワインディングロードを幾重にも走った末に目の前に現れた。なんて広大な敷地!なんたる楽園!しかも、車を駐車場に入れるために、インターホンで確認後にゲートが開くという御殿ぶり



ホテルとレストランが一体になっている感じの庭園・・・このホテルならニースよりもバカ高いこと間違いなし!この場所なら滞在するとしたら、そこにいるだけでワイナリーめぐりとか工場見学とか出来そうな感じで、ワイン好きのY子さんが真っ先に喜びそうな感じのジャストミートなロケーション。右側の緑の淵のガラスのある建物がレストランで予約していたという事で席が用意されていた

ウェイターもウェイトレスもなんと英語が喋れて、メニューもデカい。ひとまずナタリーが聞いて回って、まず食前酒を何にするか、特にワイン好きのY子さんに訪ねていた。彼女は今は赤ワインに凝っているらしく、赤をオーダーをしようとしたが、このシャローデベルネのオススメの食前酒はロゼという事だった。初めはロゼをあまり呑んだことがないってことでちょっと不満そうだったが、その淡い赤色のロゼの美味いこと!自分と違って大人なので、食前酒も辛口がイイ!とか言われるレベルのY子さんだったが、結局満足していた。後味がスッキリでそれほど辛くなく、正に食前に呑んで食欲を倍増させるようなロゼだった。自分もこれなら、これだけでもイイ感じで・・・

バケツに氷が入って、呑みかけのロゼを入れていつでも冷え冷えを頂けるのはありがたい。そして、ここでもまた、口直しの炭酸水が登場。サンペレグリノ・・・バドワよりももう少し発泡性が強いらしいが・・・微妙

ワインも炭酸水も両方味わいたいという贅沢な私も、メインディッシュを 魚 と 肉 で選ばなければならなくなった。健康面を考えて・・・しかし、およそ山では通常味わえない 魚 にした。山で味わうとかまではその時には考えなかった。よく分からない白身のお魚だったが、お皿にはこれまた緑のバジルソースが鮮やかな感じでかかっていた。切り刻んだパンも運ばれて、食卓が一気に和やかになった

夜になっても陽が沈まずに、山の澄んだ空気のせいか微妙に涼しく、なんといってもセレブな感じのガーデンテラスでの食卓・・・こんな最高のロケーションにおよそ似つかわしくない灌漑されない輩がスキを狙って舞い込んでくる。それが・・・エアーズロックに登るときには、ほぼネコハエだらけになると言われる・・・日本でもお馴染みのハエである。そのしつこさはニホンバエ並であり侮れない。そればかりかあろうことか料理の皿に突撃して来た。酒が入っていることによる俊敏な敏捷性+唐突なアクシデントにおける適応性・・・なによりも副交感神経を開放してのリラックスモードによる食事中のその出来事に、さしもの私も対処の使用がなかった

・・・しかし、彼奴は度重なる追撃をその場で止めてしまった。というかものの見事に身動きがとれなくなった。皿に突っ込んで物色しようとしたまではよかったが、目がくらんだのか、緑色のバジルソースの中に玉砕して散ってしまったのだ

粘着性のバジルソースにはおそらくクリームも仕込まれていたようであり、微かに手足をバタつかせた刹那・・・止まってしまった。息絶えたかどうかは確認するつもりもない。私の食べかけのバジルソースとそのお魚の皿に異物混入というそのアクシデント・・・寛大な私は、ギャルソン(ウェイター)を呼ぶこともなく、奇跡的に襲撃からそれた魚を平らげた。緑色の飛行物体の生贄は、片付け時に発見されよう・・・その後の対処は、後味の悪さが残ったとしてもお任せすることにしよう・・・

そんなアクシデントがあっても、食べきれない女性陣のチョイスしたお肉まで平らげて、かなりの満足気。カネさえはらえば、もうココに泊まりたいぐらい。エクサンプロヴァンスの宿がどんなのかは知る由もないが、まぁ、ニースレベルだと考えるなら、断然コッチがいい。ハエだけに気をつければいいってことで・・・ただ、どんだけコストがかかるかは、現地で調べることもなかった。結局泊まらなかったそのレストラン&ホテルだが、この旅団戦記のベストスポットに早くも名乗りを挙げてしまった

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【世】 DEADLOCK DEADEND BROKENHILL [【世】:地域情報]





リアルマリオカート が スゴかった?
いやいやいやいや カートで 公道を走れるだけ 帝都道路は マシマシ

こちとら、政令指定都市の 嫌道 のお通りだい

主要地方道(県道)であるがゆえの 全区間の走行は事実上不可能であるという 吹く丘地帯

行けない故にもっと詳細に述べると
宗像市 ⇒ 宮若市 ⇒ 篠栗町 の この県道92号線 を 通行するにあたって 問題の宮若市
脇田温泉の温泉街の東側を通り、湯原山ノ口の集落を抜けた先、湯原の南東端と三ヶ畑の区域内は未整備であり、自動車の通行は不可能である

福岡県道92号 力丸ダム→脇田温泉



福岡県道92号宗像篠栗線


脇田温泉といえば、あの 

 旧 犬 鳴 ト ン ネ ル  

が近いという事で犬鳴川が流れている場所でもある




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【世】 Légion旅団⑥:食後の消化戦・消耗戦 [【世】:地域情報]

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とんだトラブルがのっけから発生したものの、実は今日でそのニースともおさらば。頭が煮詰まっているものの、本来の日程が詰まっていたりする。とりあえず、マルシェ裏の店界隈でランチにする・・・なんか朝飯から相当時間が経ったような気がするのも単なる暑さのおかげだけではあるまい?

路地はランチで賑わいを見せ、各店外までテーブルやらテラスを持ってきていて客もその場所で和んでいる。これがヨーロッパの休日のランチの風景かぁ~などと感慨深げな余裕もなく・・・というより何度かこういう光景を今回拝んだような、拝んでないような・・・まぁ、考えても仕方ない。考えなきゃいけないのは食べるメニュー。そして、出た!出た!おフランス語のメニュー・・・こればっかりはナタリーに解説してもらわないとダメ・・・と思いきゃ、カルボナーラとか、なんかそれっぽい綴り。しかも 8€ とか 他が 10€ 以上するのに 安い!という簡単な理由で K君も自分も即決! 「ドゥ・カルヴォナーラ!(カルボナーラ2つ)」 で 通じる。あとは勝手に炭酸ガス入り水をどかどかボトルで置いていく。いや、これも有料だろう?

そうそう、ここでトイレに行った。「トイレどこですか?」(ケソンヌ トワレットゥ?)で通じたものの、厨房にいた相手は自分がフランス語ができないと判断したのか、ワンフレーズで即答。(ゴーシュ・ゴーシュ)と言われ、記憶の思考を辿りまくる。左・左か・・・レストランを出て左の通りに出て、その通りから左に入ってまた同じレストランの厨房・・・?え?厨房の中を通ってトイレに行くの?ひょっとして従業員専用???とか考えつつも事を済ます

約1年滞在していた、豪州のゴールドコーストではお買い物でスーパーにお世話様だった。中でも炭酸水はお気に入り。分かっていながら、冷凍庫にペットボトルをぶち込んで爆発させていた。炭酸氷が好きだったのだ。当時学校のあるビルの地下にあったスーパーマーケットは「ウールワース」と言った。クィーンズランドの州都:ブリスベンを 「鰤(ぶり)」 と 略していた ジャパガールが 「ウールワース」 を ウリー(売り?) と略していた。ウリーは地元:オージーが使っていたのだろう。推測なのは実際に聞いたことがないから。まぁ、その ウリーにも当然日本のように PB (プライベートブランド)があって安い。おフランスで通じなかった SODA WATER 表記の うリーのPB の ペットボトル1リットル は 1.5AU$ =約 120円ぐらいだった

悪天には より 発泡性の強い バドワルージュ(赤バドワ) は なかったか・・・ちなみに赤は飲んでない・・・

荒んだ生活の象徴として、真っ先に買い込むその商品の価格と比べても、このおフランス産のBADOIT(バドワ) ・・・ 1L×6本 送料無料 【ケンコーコム】 送料 470円(税抜) で 2939円 で1本あたり489円 【高!】・・・もレストランなら 2リットルぐらいのワインボトルサイズで出てくるからそれなりにする。炭酸水ガブ飲みしてしまうと、頼んだ カルボナーラ を食するのが危うくなる。何しろ、大皿の真ん中が凹みすぎた・・・言うなればUFOを逆さにしたような器でそれはやってきた。一見少なそうに見えて実は、真ん中が深いために結構ハードな量。しかも、大味ながらクリーミーすぎるから結構なボリューム

どういうわけか、食後はデボジットの担当がローテーションで割り振られ、「お感情お願いします」(ラディション スィルブプレ) を 言う係が決められた。まぁ、自分は少しだけでもおフランス語会話でフレーズを一夜漬けしていたので、ラディション=会計 は把握していた。ただ他のメンツは、フランスに連れて来たがるのに絶対にフランス語を話そうとしない旅団長も含め、英語はおろか日本語で話そうとする始末・・・旅団の言語レベルの危うさが一気に露呈する結果に・・・ナタリーもコレだけはフランス語で言うように煽る・・・で、結局誰が言ったかはあやふやのまま、そのフレーズを聞いて ギャルソン(ウェイター)は 領収書入れの丸い金属に明細を入れていった

あとは、総額分をデポジットから支払って終わり。満腹の中、K君が行きたがっていた城後の展望台にみんなで行くことになった。お散歩にはちょうどいい・・・とかいう運動レベルではなかった



迷路のような旧市街は一人できたら迷いそうな狭い通路が入り組んでいるがなかなかその建造物の古さが味を出している。とにかく車が通れない通路には今度は人が多い、多い。日曜だからなのかすごい熱気とにぎわい。そんな中、坂道を登りながら展望台を目指す。その展望台・・・エレベータもあるらしいが、K君が食後の運動ということで、歩いて登ると張り切っていたので、みんなしぶしぶ了承。とりあえず・・・旅団長はやつれていた。階段と上り坂の連続。そして、初夏の日差しは日本よりもどうやら強め。これが地中海性気候なのか・・・止まりたくても暑いので止まれない・・・

展望台も人が多かった。その眺めは前々回ぐらいの動画で流れていた風景がそれ。この上空からの眺めで改めてニースの建築物の屋根がオレンジレッドが多いことが判明。まぁ、今日の暑さを物語っているとも・・・K君は満足げにシャッターを切っていた

たった2日のニースの滞在旅団録が4・5記事にもなってしまった・・・それだけ、イベントやハプニングが連発したということだろうか?展望台を降りて、マセナ通りを通ってトラムの通りに引き返して、カラフルなパステルカラーの建造物を練り歩いて、どこからともなく漂う無数の香水を浴びて・・・チェックアウトした、ニースヴィル駅近くのちょっとうさん臭気なホテルに荷物を取りに戻った。K君、朝のチェックアウト時に上着を忘れていたらしく、フロントで英語で話してなんとか取り戻していた。とりあえず、皆さん、今日半日で色々あってお疲れモードだった・・・ただ、まだ1日が終わっていたわけではない・・・

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【世】 Légion旅団⑤:振り返れない行程に、いつか来る後ろの正面 [【世】:地域情報]



・・・失ったもの・・・各種カード3・4枚。それと現金 400ユーロ(1€=¥135)だとすると、約54,000円。1日例えば、3食合計100€使ったとすると(いや、実際のところメシ代が酒もあるから高過ぎ)、4日分・・・つまり、この1週間の食費代がモロとも消えたという事に・・・

ちなみに、円⇒ユーロ は 日本で変えた。三菱東京UFJ が一番手数料が安いということで、前回16年前のヨーロッパの火薬庫巡り欧州ツアー時も、ココで変えた。ただ、その時はまだEUはユーロに統一されていなかった。今回はユーロ以外の国(デンマーク、イギリス)には行かないので、ユーロだけで統一され便利になった。仮に行ったとしてモナコなら US$でも大丈夫だろう。しかし、それは賭け金で消えること間違いなし・・・そんなモナコに行く予定もなかったものの、正にそれどころではなくなった状況。400€ と言えば、自分はその当時の相場で87,000円を600€に変えた。端数は日本硬貨になったので交通費に消えた。その際、200€はパック扱いとなっており

50€ × 3枚
10€ × 3枚
 5€ × 4枚

が セットになっていた。 これを 2パックと これだけでは 20€ が足りないので 残り 200€ に 50・20・10・5€ を 足したもので 600€ にした

まぁ・・・この 200€ 2パック分が消えてしまったということで致命的だが、もっと重篤危篤なのが カード各種。旅団長は、日本の会社がらみのカードなどもその財布に入れていたようで、数に限界のあるその現金を使い込まれた後、使われかねないのが、無制限に使えるかもしれないカード複数枚・・・これは末恐ろしい

ナタリーのスマホで国際電話で旅団長、会社に電話。ところが今日は日曜の只今正午頃。日本時間で言えば、午後19時ぐらい。当然会社には誰もいないので、私もお世話になっている女性スタッフに電話して、思い出しながらのカード執行手続きを伝えている。まぁ、どうもあやふやっぽくて頼りないのは、彼がその財布に入れていたカードを把握出来ていなかったため

慰めにもならないが、一応伝えた。こちらでカードを使う場合には暗証番号の機械を操作しないとダメだから、番号が分からなければ使えない・・・と。これは自分がカードで例のマルセイフ石鹸(オリーブオイル色だから抹茶色)やアロマキャンドルを買った際にやった事をとりあえずフォロー。さすがに幾多の紛争地域等で国連選挙監視活動をしてきたツワモノだとはいえ、平常心ではないのであんまり効果なし・・・

K君がやってきた。道に特に迷うことなく来れたのは、どうやら、彼はそれ程お買い物に興味がなかったからマルシェ(市場)の通りではなく、それに並行して走る裏路地あたりを、写真を撮るためなどで散策していたらしい。道もそれなりに覚えていたようなので、今そこにある危機が展開するこの集合場所もなんとか分かったようだ。事情を彼にも説明して、旅団長の電話が終わった時に、彼とナタリーが警察署へ行くという事になったので、それ以外のメンバーと別れて、終わり次第連絡をとって再び集合する事になった

自分とK君・K子さん・Y子さんたちは、とりあえず「待つ」ために、マルシェのある通りのカフェで休憩を兼ねて入る。ところが、ランチタイムも近い時間とあって、店先にパラソルを並べている店のほとんどが Non!(ランチ客しかダメ) との事。客引きのねーちゃんにK君がカタコトの英語で訪ねてOKをもらったために、入った店も実はオーナーが後でねーちゃんを注意していたようだったので実はダメだった。まぁ、そこでドリンクをオーダーして時間まで待つつもりだったのが自分以外のメンツ

自分は、この機に乗じてお土産を買うことに。その決断に迷いはなかった。これを逃すともう、時間的にもニースでは買えない気がした。そこで一度立ち入ったマルシェの前にあった店に出向き、クレジットが使える+オリーブオイル石鹸(固形)がある+ラベンダーアロマキャンドルがある ってことでお目当てのモノをクレジット決済した。まぁ、確かにコストは高くついたが、買うものを決めてて支払い条件がある以上、贅沢は言えない。海外悪天クレカ決済で一体どれぐらいの円が差っ引かれるのか と どれぐらいの ポイントサービスがあるのか・・・不安と期待で胸いっぱい・・・とかね

買い物に時間をかけずに、迷わず先ほどのカフェに戻った。ここで試した。店員は遅れて来た自分にもオーダーを取りに来るだろうか・・・?出来れば来て欲しくなかったがやっぱり商魂たくましいために、やってきてオーダーを英語のような言語で訪ねてきた。「しょーがねーなぁ・・・カネは使いたくなかったから(この分はデポジットからじゃないだろうから・・・)」と思いつつ、まぁ、メニューを眺めるのも悪くはないと思いつつ・・・なんと!カプチーノよりも炭酸水のほうが高い!とか・・・多分ハタから見てたら、我が表情が豊かだったはず

豪州ではコレで通じていた SODA WATER (炭酸水) あるか? と英語で尋ねたら、セブンアップを持って来やがった!まぁ、喉が渇いていたからいいようなものを・・・それでも確実に 1€ は カフェよりも高かった。フランス語で 炭酸水は  ガズ カーボニック (炭酸ガス) と言わないと ダメ らしい。勉強になった

集合時間が近づいていた。そんなに話し込むほど余裕のある時間ではなかったようで、カネを払って集合場所へ行くことになった。例のパトカーを捕まえた広場と思っていたが、ナタリーたちがいる場所は実は違っていた。だが、スマホで連絡をとりあって近い場所だったので、自分たちのいる場所で合流してランチを食べることになった。旅団長の諸手続きに関してはナタリーが警察署で一緒にやったらしいが、詳細は当然自分達が立ち会っていたわけではないので不明。肉体的よりも精神的なダメージがやっぱりあるような感じで・・・この後の行程がいささか気になる・・・

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【世】 Légion旅団④:マルシェで事件 [【世】:地域情報]




長い昨日が終わった・・・昨日は朝4:30AMには目覚めていたので、24時間経過したとしても、サマータイム時差によって7時間の遅れた時差により、夜の21:00PMで徹夜完遂。そして同時刻には夕飯を食べていた・・・その後多分、散歩がてらホテルに戻って寝たのが22:00PMぐらいか・・・

・・・例によってよく眠れなかった。どうやら、寝相の悪い奴らとはなんらかの因縁がありそうだ・・・。それでも、集合時間よりも早く起きて、早くもチェックアウトのために簡単な荷造りをした後でK君と朝の散歩に出掛けた。ニースの朝は、それほど暑くなく微妙な感じの風が吹いて心地よかった。昨夜の飯の後のおさんぽでK君はこの街に多数ある寺院をカメラに収めていたが、今日も撮りまくっていた。やはり夜と朝では、印象が随分異なるのは、写真を撮らない自分でもよく分かる

ホテルから路地を抜けると、どうやら昨日飯の行き帰りに通った、トラム(路面電車)の走る大通りに出た。朝からトラムが汽笛を鳴らして走っている。トラム自体は、流線型をした未来型のカタチだったので、それが路面電車となることで、不思議な違和感があった。結局トラムに乗ることはなかったが、ゴールドコーストにはない、この交通機関に見入った事は間違いなかった

自分は、パリではなく、この地:ニースで独自色のある土産を購入する予定だった。これは行く前から、パリだとありきたりになってしまうという、変な欲があった。それにニースだと、パリと同様にクレジットが使える。悪天は海外利用でポイントサービスをやっている。もちろん、その点はヌカリない。が、しかし・・・昨日の夕飯は、現金払いになったためにカードが使えなかった。「このカードここで使えますか?」の覚えたてのフランス語も店員やナタリーの前では撃沈に終わった・・・そういうわけで、ガイドブックに掲載されていたデパートが近くにあることを発見。よし、今日はニースを脱出して次の目的地、エクサンプロヴァンスに行くまでに買い物をしようと思った

だが、本日は日曜日のために休日であることが後で判明。判明した時には実はすでにもうマルシェ(市場)の店舗で目的のものをカードで買っていたのでさしたる影響はなかったが・・・土日ということで多くの店が閉まっている・・・というワケでもなくOPENしている店は開店準備とかやっている。飲食店は特に早い。朝飯を食べに来る輩も多いのだろう

トラムの走る大通りはそのまま海岸へと通じているが、そこまで行くと集合時間に遅れるので引き返す。大通りから小道にそれるとこれまた狭い道路をびっしりと路駐の車がじゅずつながりで出迎える。道路が狭いので片側だけでも通れる配慮なのだろうか?今日は片側路駐を拝んだ・・・

30分程度のお散歩後にチェックアウトのために集合。荷物を持って出るのかと少々重いコヨーテダッフルバッグ(ロスコ・・・悪天で購入)を背負おうとしたら、フロントでみんなの荷物を預かってくれるとのこと。最後はいいホテルだった。そんなホテルに重さ軽減のために日本製のビニールのセットを置いてきた。まぁ、チップあげられないから記念品にはなるだろう・・・いや、単なるゴミか・・・

身軽になったのでまた、散歩で通った道・・・トラムの走る大通りを海岸に向けて歩き出す。朝食をどこかで食べるために。青い空にだんだんと陽が昇ってきたようで少々日陰を歩きたくなる感じだった。散歩の時よりももっと海岸近くまで歩いて右折して、小道の路地を散策。そこに朝食を出している露店があった。どうやら、目をつけていた場所とは違うらしい。旅団長は前回来た時にも超おいしいパン屋で朝食をとることを夢見ていたが、網目のように路地が走るこの観光地:ニースで見つけることができなかった。今回、その路地で見つけることは出来たのだが、日曜で閉まっていたようだ。ナタリーがケータイで確認していた。だから偶然近くで目に付いた、路地に出しているパラソルがいい感じの・・・(フランスの街角では大概こんな外で食べれるカフェ&レストランが多い)・・・店で食べることになった

フランスの朝食といえば定番の・・・クロワッサンとカフェ。これを体感!クロワッサンはカロリーが高いけど、まぁ、朝食だからいいか・・・ってこで。チョコクロワッサンをチョイス。マーマレードも肉厚で濃厚だった。あと、プレーンオムレツを食べたような気がした

デポジットからお金を出したんで、とりあえず財布のダメージはなかった。それからまた海岸へ散策。そして歩きで初めて目の前に地中海を拝むところまで来た。なんと!砂浜ではなかった。ここまでくるまでにてっきり砂浜をイメージしていた。ちなみにゴールドコーストは泣き砂と呼ばれる踏んで歩けば キュッキュッと音が鳴る白い砂浜・・・ちょっと意外だったしショックでもあったが、ごつごつした岩場ではなく小石というか砂利をしきつめた感じで、ここでも鹿児島の指宿の砂むし温泉みたく白いビーチパラソルを並べて一日半日リラックス出来る空間が用意されていた。もちろん、早くも泳いでいるフランス人も多数・・・海開きはしたのだろうか???海岸線に沿ってプロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)という著名な海岸遊歩道(通り)が続いている





プロムナード・デ・ザングレは、イギリス人が開拓した通りだとナタリーが説明してくれていた。その通りを歩いていくと、旧市街のマルシェ(市場)に近づいてきた。中年の女性連中は、おみやげタイムとばかりに物色。コートダジュールやプロヴァンスの名産品といえば、ラベンダーやオリーブオイルの石鹸、ポプリやプロヴァンス染めなどの布類やコースターなどなど大小のお土産にはたくさんの商品が「香り付き」で出迎えてくれてた。店内でのお買い物では、カードが使えるかもしれないので、自分も混ざって物色。とりあえず、名品でお安い石鹸などを探した。石鹸の香りなのだろうか、ラベンダーやらのお花の香りが充満していた。そして、1個買いで1€(ユーロ)とか最安のものいくつか回って見つけたりしたが、複数個まとめて買って 7€ とかもあって、少々迷った。ただ、それらはあまりにも小さすぎて、お土産品としてはチャチかったので、ちゃんとした立体感のある固形の石鹸を本命視していた

パリでありきたりの商品を時間に追われて空港のDFS(免税店)で買うよりは、多少手荷物にはなっても南仏名産で財産整理もしたい・・・というのが奥底の本命。ただ、石鹸だけというわけにはいかないので、自分用に睡眠促進効果のあるラベンダーのアロマキャンドルも合わせて買っときたかった。どっちかというとソレが本命だったが、19€ とかやはり値がはった。だから結局固形石鹸(オリーブオイル)とアロマキャンドル(ラベンダー)が売っていてクレジットが使える店で買った・・・のだが、マルシェに行く前にはそれが、メンバーの動きと時間的な制約で出来なかった

K子さんは、同じくマルシェの露店に行く前にいくつか回ったオリーブオイルやら売っている店で布製の製品をお買い上げになっていたようだった。旅団長は本来、この日、オリーブオイル工場に連れて行く予定にしていたが、あいにくの日曜で、このニースから離れた町にある工場と連絡がつかなかったために、なんとかこのマルシェの中で、オリーブオイルが売っている店を物色していたようだった。まぁ、本人はそこで買ってはいなかったが・・・

このように、お土産を買う人、買わないで色々見て回りたい人と団体行動らしからぬ様相を呈してきたので、例えばお昼の12時に今いる店の前で集合・・・という話まで出たのだが、やはり大勢の人が通りを動いている中での話し合いでしかなかったので、流れた。結局、露天のマルシェをみんなで見るようなカタチとなり各自旅団長の後ろをついていきながら、いわゆるお祭りの露店ちっくな出店をゆっくり見て回った

自分は、オリーブオイルもさることながらコンフィチュール(ジャム)やタプナードと呼ばれる地元名産の、魚介系やら野菜をMIXしたペースト状の瓶詰めも欲しかった。ディイプにしたり料理に入れたり出来る便利ものだったが、食料品扱いということもあってちゃんと帰国時に無事に一緒にいられるか微妙だった。そういうこともあって、フランスのオリジンと言われるプロヴァンスワインは購入して持ち帰ることを諦めていた。結局タプナードも今日、今から起こる事件の影響で、カードをむやみやたら使うことにイヤな予感がした自分のせいで買わずに帰国することになった

団体行動といっても人それぞれに興味も違うわけだから、見て回る品も違ってくる・・・となると、歩く・止まるスピードが各自で異なってしまう。自分はアナログに徹していたので、日本からガラケーも持って来ていなかったので、常に誰かと一緒に行動しなければならなかった。今日、唯一一人行動したのは先ほどのお土産を後で買うときだけ。その時もツレの連中の一部が他で集合していて、戻る場所が分かっている時限定。ということで、自分ははぐれるわけにはいかなかったので、とりあえず女性連中と一緒にいた

そうこうしているうちに、K君と旅団長がいなくなっていた。どうやら旅団長は前の方にすでに進んでいるようだった。かろうじて、背中にからっていた青いリュックやら帽子やらで判別するしかなかった。とりあえず、旅団長を確認して他の連中に追いつくように言ってなんとか人ごみの中をかきわけながら追いついた

K子さんも含めて、はぐれたK君は例外としても他の連中は、先ほど見て回った店内の店よりもどうやら安いこのマルシェで色々食品系をお買い求めになりたかったようで、イチ露店に滞在する時間が長くなってきた。コンフィチュールやらタプナードを間近で拝めたのもこのいくつもあるマルシェの露店が初めてだった。フランス人店員との会話はナタリーが通訳して日本語で旅団長や女性に説明していた。自分は買う気がないけどとりあえずそばにいて聞いていた。日差しが強いので露店の影にいたら、隣の店のオヤジの店主にフランス語で注意された。どうやら「どけ」という事らしい・・・

その店に5分ぐらいいただろうか?めずらしい野菜とかも売っていたから女性陣は興味津々。結局旅団長とかが、セットになったコンフィチュールの小さな瓶詰めをお買い上げになるために、リュックから財布を取り出そうとした・・・しかし、ごそごそいじっても財布は出てこなかった。旅団長は「シマッタ!」という顔をしていた。スラれてしまったようだ。フランス人店主とナタリーが話している最中の出来事。そして、ナタリーが話を終えてコッチを向いたときに、英語と日本語でナタリーに説明した

ナタリーは一気にマズそうな顔をした。警察に行かなきゃ!と彼の腕をひっぱった。マルシェの露店を外れた場所に駐車場のような広場があって、日曜日なのにたまたまパトカーが巡回していた。立ち去ろうとするパトカーにナタリーが追いついて何か興奮した口調で説明している。パトカーから警官が降りてきてやりとりを始める。旅団長も一緒になってまずナタリーに状況説明。しばらくすると警官はパトカーに乗り立ち去る。この間にとりあえずはぐれているK君にナタリーのスマホで一確認の連絡。集合して今後の対策を決めることに・・・果たしてK君は、この雑踏の中今我々がいる場所に無事にたどりつけるのだろうか?そして、スラれた旅団長の財布の中身は???一体いくらなくなっていたのか???日本への連絡は必要なのか?そしてまだまだ初日!今後の日程に影響はでるのかぁ???

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【世】 Légion旅団③:カラフルパステルな建物と香水の洪水 [【世】:地域情報]




レンタルカーのドライバーに来てもらって、慣らし運転するとちゃんと走る・・・ってことで、また、現地人:ナタリーと交代するも、エンスト連発。どうやらセミオートマに慣れてないらしい。そこで、国際免許を持ってきた旅団長と交代するも、日本車と構造が違うようで、今度は動かない・・・

また、別の係員を呼んでもう一度説明を受けてから、操作すると、多少暴れ馬走行だったが、なんとか立体駐車場から降りることが出来た。まるで、路上教習に出る直前みたいな感じ・・・

空港内を走る道路がいきなり高速になったりと、リゾート地にしては珍しい道路事情の入り組み用・・・激しく疾走するおフランス車に恐怖旋律を覚えるのは、まだナタリーが本来の走り屋に目覚めてなかったから・・・?いや、覚醒するとはこの時には思いもよらなんだ

こういう、リゾート地の風景に縁があるのか、どうしても、過去に居座っていた、欧州のゴールドコーストハイウェイと比較したくなる。信号は縦の黒。これは共通。縦型の信号ってのは、雪国じゃ当たり前だろうけど、さすがに、ブラックシグナルではないと思われる。違うのが、日本やオーストラリアと通行が逆な事。案外、慣れるまではたとえ助手席とか運転しない側に居ても少々コワイ。車幅とかが日本基準の感覚になってたりしてるから

進入禁止マークは日本と同じ。案外、日本在住のフランス人はその標識だけで親近感を覚えたりとかって勝手に錯覚。そして、信号が多い場所はそれだけ渋滞しがちな交差点ってことで、逆にない場所になると、日本で言うロータリー(豪州:ラウンドバウト・ギブアウェイ)に幾度も遭遇する。交差点中央にサークル状の花壇や電柱やオブジェなどがあり、道路がそのサークルの外周上に円形になっており、直進できないために、時計回り、フランスでは日本と走行が逆のため反時計回りに回って移動する。サークル内にいる車の移動が優先のため、ロータリーに到達しても円内に車がいて、その走行の妨げになる場合には一旦停止しなければならない

交通渋滞緩和のために日本でも導入の目論見があるが、どうせルールがわからない奴らが円内に玉砕して事故ること必至と見込む

山の手上に高速が走り、上り・下りの真ん中に フランス国鉄(SNCF)が地中海に大体沿って走っている。ニース駅(Gare du Nice)に泊まるホテルが近いと知ったのはホテルの部屋でパンフを見た時。どうやらこうやら、予算の関係などで、なかなか宿泊先が決まらなかったのだ。ということで、丘の上の高速から眼下に眺める地中海のリゾートホテルやアパート(アパルトメント)群に魅了されるばかり。目に映える明るいパステル調の建物はほぼ同じ高さで統一されている

どうやら、そのホテルの場所がよく分かっていなかったためか、あろうことか、高速を降りてまた空港近くまで出戻り。なんか一周していたようで・・・海岸線にはレンタル自転車があった。ここで、一緒の部屋に泊まることになるK君が目を輝かせた。朝、この海岸線をサイクリングしたい!・・・と。いや、日程が結構詰まっているゾとかツッコムわけもいかず、まぁ、若いっていいよなぁ~と遠い地中海の海岸線へ目を向けた。遠い目でイタリアでも見たのだろうか。いや、見えるわけがない



空港も備わっていて、フランス人の憧れのバカンス地:ニースは、それこそ南半球随一の観光地:ゴールドコーストよりも規模が広く、その歴史的な重厚さからバカンス地としては洗練されていた気がする。迷路の水路で入り組んでいるゴールドコーストよりもとりあえず土地があるために、建物の景観に変化がある。一方、ゴールドコーストは、地震がほぼないために、天空にそびえ立つハイライズ(高層ビル・・・マンション/ホテル)が乱立する。比較してみるとなかなか興味深い

そのダブルベッドにホテルにはいきなり着いた。というよりも、オペルのビバロが止まるような駐車場さえないホテル。さらに言うなら、この観光地は見事なまでの縦列駐車が街中で出迎えをしてくれた。警察の一斉取り締まりでもすればどんだけカネが動くことか・・・びっしりと道路の左右に無人のプジョーやらルノーが路駐し尽くしている。ナタリーもきっとどっかで路駐するんだろう。結局、警察に見つからないというか、止めてはいけない場所に止めたのかは教えてもらえなかった

さっき言ってたロータリーの前でいきなり車を止めて降車。荷物を持って、なんかいかがわしいようなホテルに入っていく。狭!ってロビーがなんか香水臭いし。支配人がなんかあやしいオヤジだったし。同じく狭くて古そうなエレベータで2階へ。これまた通路が暗くて狭い。すれ違いできないぐらいの一人専用。部屋もまた狭く、予算を安く抑えるなら覚悟すべきWベッドがそこにはあった。K君の寝相がスゴすぎて眠ったのかどうかさえ分からず、シェアしていた掛け布団がスティールされたのはその夜のことだった

まぁ、いきなりメシも食べずに寝るわけでもなく、一息ついて、ロビー集合でニースの街中で夕御飯を食べることになった。ナタリーが店を予約していた。街中はまた、車で走ってた時には見なかったトラム(路面電車)が優雅に走っていた。低音の風鈴が鳴る様な汽笛の音が印象的だった。フランスではこの時期、陽が落ちない。夜20時過ぎても明るいのは、日本の西を自負する福岡であっても負けてしまう。日没って夜の21時ぐらいなのか???

だから、ニース野郎たちは、皆外に繰り出して路面のパラソルで自由気ままに飲食を仲間たちをやっている。店に着いたら、ワイン好きの女性がいるために、ワインを注文。味の批評をしていたがどんな白ワインだったか銘柄まで覚えていない。ニース風サラダとか食べたかった。こちとらまだ口内炎が微妙な完治状態だったからだ。初日の夜のご飯だけみんな自分の財布からユーロを出していた。そんな飯代が高いと思ったのはまだまだ旅の序の口に過ぎなかったからだろう。それ以降は、デポジットとして、1日50ユーロ(約2700円)を徴収することになった


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【世】 Légion旅団②:デカAP と セミオートマ [【世】:地域情報]

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アムステルダム空港に着いた。到着口が変更になるも、それさえも初降りのため分かるはずもなし

とりあえず首都の空港だけあってデカイ。天気は晴れ。自分だけ機内持ち込みにした、ダブついたGIスタイル(コヨーテ色・・・コヨーテ言うてもアニマルだからといって、アニマルヒョウ柄明細とかじゃない!プレーン一色)のダッフルバッグ(いわゆるズタ袋)をひっさげて所狭しの通路を降りる

この旅前に運悪く遭遇した口内炎を治す努力をしていたが、ケナログ効果も乏しく・・・というか、再三のジュース攻撃によって、どうやら悪化した

こうない と言えば、空港内のいわゆる 「歩く歩道」の最後の段差で、自動音声が流れていた。”Mind Your Step” 「足元気ぃつけいや」 ・・・ 最初、オランダ語かと思っていたら英語だった。どうやら国際空港なので英語?

そういえば、機内でも最初が福岡だったために、初めにオランダ語⇒英語⇒日本語(フライトアテンダント)が代読 だった。ちなみに、オランダ語ってのは、江戸時代の鎖国中に、唯一長崎の出島だけで貿易を許されていただけあって「蘭語」なるものが古くから確立されているはずだったが、どうも英語に侵食されてサッパリ。個人的にもドイツ語を大学時代にカジって捨てたレベルだから、どうもその似た気配を感じつつも、どこがどうなんやらこれまたサッパリ・・・KLMがせっかく福岡に来てくれて今後利用するにしてもオランダ語は絶対ムリ

それでも、トランジットじゃなかったら、運河が見たかった。迷路の回廊みたいな運河でクルージングなんか・・・あと、立体交差で道路の上に船が通過する運河とか。海抜0以下の国らしいイベント。そういえば、帰路では、 ALTITUDE (高度) が マイナス になる時があった。滑走路で直進中にね

入国審査。とりあえず、「ビジネスorサイトシーング?」とかは聞かれなかった。よくいる無表情で淡々とスタンプを押すオヤジだった。よく見なかったがEU圏内と部外者に分かれていたようだが、どっちも行きはごったがえしえしていた

アムステルダム⇒ニース(南仏)に直行できるのも KLM の強み。ただ、ニース行きに乗っかるのは、オランダ人がバカンス的に多かったみたい。前の座席遠慮なく倒し過ぎのオンナも学生系だった。その飛行機のまた小さいこと。同じKLMでも、福岡からだと、2通路を挟んで各3席ずつの合計横9席の海外用BIGサイズだったのに対して、コレは、1通路を挟んで横合計4席・・・ニース行きはそんなに需要がないのか?

また、窓側に恵まれなかったので通路側。だが、隣の奴が窓側にいるため、見ようと思えば横目に上空の様子が見える。何よりも、アルプス超えの時にはちょっと目を見張った。丁度、上空から見える富士山の頂上みたく・・・雪化粧した山が・・・いや、山脈が広大に広がっている

ニースはイタリアに近いから、というかイタリアのトリノに近いアオスタとかの南側の地中海だから、スイスやイタリア・・・丁度アルプス山脈の国に接した両国を南下する際に通過している模様。山脈を通過すると見えてきたのは地中海。ニースはコートダジュール(紺碧の海岸)と呼ばれているが、紺碧まではいかなかったものの済んだ青い海が、超えてきたアルプスとは比較にならない規模で広がり、海岸とのコントラストがまた美しい

南仏の主要な空港は、この玄関口のニースと、今後パリに行く際に使うことになるマルセイユぐらいにしかない。そして降り立つ、ニース空港は目の前が海と、リゾート感あふれる都市がお出迎え・・・さながらゴールドコーストじゃないか。まぁ、彼の地は空港がこんな目の前にはなかったが・・・

フランス人で、以前旅団長であるボスの元、日本に来日して、福岡の事務所で経営労務を学びながらフランス語を教えていたこともある ナタリー と 合流。そして、旅の足となるレンタカーを空港から借りる

オペルは、ドイツの自動車メーカーである。真っ先にオペルブリッツという第二次世界大戦の兵員輸送トラックを思いつくあたりが、歴戦のツワモノである。まぁ、あんまり使わなかたけど♪オペルのビバオという、ゴツイ黒いクルマ。ところが、コイツが発信する際に、暴れまわる!エンスト続発。急発進・急ブレーキのぞくはつで、まるで じゃじゃ馬に乗っているようで・・・いや、笑い事じゃなくて、狭い駐車場の階層で他のクルマ(プジョーとかルノーとか国産車)に ニアスレ でぶつかりそうになりながらの 「試験運転」 となってしまった。・・・こりゃ、保険に入っときゃよかった。そう、カネを惜しんでワザと保険に入ってなかったのだ!



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【世】 Légion旅団①:ツクツク奉仕とスクルト [【世】:地域情報]



6月7(土)、FUK(福岡)APから KLM(オランダ航空)でAMS(オランダの首都アムステルダム)へ向かった。約10時間以上のフライト+時差、サマータイムでマイナス1時間のため 7時間遅れのタイムトラベル

福岡からは エールフランスがダイレクトでパリに飛んでいない代わりに、KLMがアムス直行であるのでソッチで行く。インチョンとか逆賊国に飛んだりしないし、TYO(羽田・成田)にわざわざ逆走もしない

長崎に、オランダを題材にしたテーマパーク:ハウステンボスがある。オランダとはなんらかの因縁がありそうな雰囲気にして、未だご本家のご当地には上陸をここりみたことがない。しかし、今回は足を踏み入れるとはいえ、単なるトランジット・・・いや、正確に言えば、EU圏内に入国するため、入国審査はアムステルダムでおこなわれることになる・・・だけである

丁度、「会長 島耕作」のテーマトピックがオランダであったり、またアムスの網の目の運河が織り成す、人工首都デザイン都市・・・ブラジリア・キャンベラなどとも引けを取らない、シンメトリーに近いアシンメトリーに興味もあったが、これは一生のおあずけになりそう

今回は、旅団長が痛く気に入っているらしい おフランス(南仏)なので、これに従うしかない。ラストに華の都:パリは萌えているか も入っているが、旅団長も私も本音は、同じく行ったことのある、オーストリアの首都:ウィーンの方がむしろヨカッタ。ただ、ビギナーさんもご同伴されるので、パリになった

悪天で買った、GIのダッフルバッグ(ズタ袋)は、やはりレビュー通りかなりBIGサイズで、一週間の荷物など余裕過ぎて大きすぎた。背負っても、上部がスカスカっているので、ダブダブ。あまり今回のサックとしてはよろしくなかった。でもって、なんとか集合時間 8:30に間に合わせた(朝:ネットチェックも含めて4:30起き)

さて、機内。いろいろ飲料・メシのご奉仕があった。別に朝食べて来なくても良かった。機内モニターでいちいちのフライト航路の確認。これがどうも日課になっている。特にロシアの大地は広すぎなので、めぼしい都市が掲載されては消えていく。まさに本日の主人公は、降り立つことのないロシア。コイツを超えなければヨーロッパはない

機内上映で、ビッグスクリーンではなかったが 「穴と雪の女王」 があっていた。全席斜めの他人のモニターを横目に、香炉チェックのための移動時間に終始。あろうことか、福岡を飛び立ってから西ではなく北北東に航路を取るKLM・・・それも、朝鮮半島よりも東側を北上中とは・・・!

よもやの中国の防空識別圏回避運動の効果なのか?燃費がもったいなさすぎだぞ?!・・・などと勘ぐる始末。KLMは、ウラジオストク ⇒ ハバロフスク と シベリアの主要都市上空を通過中。この距離と時間なら札幌と同じぐらいなのでは???

さすがに、シベリアの極寒の地:ヤクーツクまでは北上しなかった。ハバロフスクから徐々に航路を北西に変更した。ジェット気流の偏西風に乗って、北により過ぎの北極海到達を予感するも、実際に北極圏までは到達しなかったが、ユーラシアの北先端まで上り詰めた

ヤクーツク ・ ブラツク ・ カンスク ・ ノボシビリスク ・ ノリリスク・・・ ツク やら スク やら ロシア用語の連発・・・ちなみに、航路が南寄りとなった帰路では スクルト ならぬ スグルト という 西シベリア低地の年も通過・・・

帰路でウラル山脈のペルミなども掲載されると、どうも ドラクエ用語は こっからパロってないかと疑い始める。スクルト とか ヘルム とか・・・

そんなこんなで 7時間余計に寝ない初日はハイだった

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【世】 Légion旅団⑧:ポール・セザンヌの箱庭[1] [【世】:地域情報]



ハエの入ったお皿を食して、大満足♪ ・・・とか、書いてしまったら 丸ごと食べたと誤解されるんでもうちょっと丁寧に書くとするなら、不可抗力の決定的要因の部分(ハエが玉砕自爆テロでバジルソースに埋まっている箇所) はキレイに残して、適当に酔っ払って退散。また、ゲートが仰々しく開いてから、長い長い森とワイナリーの道を引き返す頃にはすっかり辺りもいい感じで暗くなってきていた

・・・また、山道をエクサンプロヴァンスに向かって走っている頃・・・そういや、ナタリーも呑んでなかったっけ?とか意識が薄れる中で、唯一後悔したのが 楽天保険くじの 負けゼリフ・・・「保険に入っておけばよかった・・・」 だった。大体、今日は旅行2日目だというのにイベントにアクシデントが多かったし、保険に関することもなんか微妙にニアミスだったんで。しかし・・・彼女の運転は変わることなく速く、荒く・・・加速度的に酔いが回る回る・・・いつもより。完全爆睡となってしまった

・・・目が覚めると、見慣れない場所・・・駐車場に車は居た。そして目の前にこれまたホテルとは言い難い、たった2回建てのロッジ風の横長い建物が・・・「えぇ?ココに泊まるの!」と本気で思った。ということは、少し酔いが覚めてたかも・・・。・・・なんかホテルじゃなかったっけ???とか次に思う間もなく、車から降りて自分のサック(あの微妙な重さにしてぶかぶかなコヨーテダッフルバッグ)を中途半端に持って、いきなりの部屋割り後にカードキーでこれまたご一緒になるK君が部屋を開けた。・・・これはまるで米国にあるようなモーテルだ。まぁ、映画とかでしか見たことなかったけど・・・

考えてみれば、この地:エクサンプロヴァンスが3日も滞在するからこのモーテルちっくなお部屋がとりあえずのメイン部屋になるのか・・・などと思ったのは当然、その日のその瞬間ではない。時差ボケの影響、酔狂なハイテンションとそれに逆行するイベント疲れでぐちゃぐちゃな健康モードで、K君より先にシャワーを浴びて今度はちゃんとしたツィンベッドで寝る・・・愛も変わらず、K君がノイジーな寝相だったので、いつ起きたか分からなかったが途中で目が覚めたことは言うまでもない・・・奴は国が変わってもどこでも安定した眠りにつけるのだろう。気がかりは無呼吸症候群か・・・イレギュラーはいびきに耳を傾けつつもまた意識が遠のいた2日目の夜だった・・・

翌朝、そのモーテルらしき入口前のお庭に集合。旅団長のかねてから行きたがってた、エクサンプロヴァンス中心街目抜き通りにある  「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 で朝食をとることにした


今日も晴れ。そして、予算の関係でこの中心街から少し離れた所にあるモーテルから、ナタリー号でぶっとばして到着。「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 のある目抜き通り : ミラボー通り 前の円形のロータリー(ラウンドバウト)には巨大な噴水

大噴水 : ロトンド
ミラボー通り の 苔むした噴水


ナタリーは相変わらず、路駐場所を確保するために、みんなを下ろして車で去っていく。すかさずK君が ロトンド大噴水に向かってフラッシュチャンス。ひとしきり堪能した後で、ミラボー通りに向かって歩き出す一行。通りの右側を歩いていく。ちなみに後で正確に分かった事だが、「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」 は、反対側の通りの左側に位置していた

車幅と同等かそれよりも広めに感じられる歩道で何人もの路上店主が、フリマっぽい見本市をやっていた。これもマルシェ(市場)というべきなのだろう・・・絵画や骨董品・布製品や食器などなど 思い思いの品々を所狭しと並べたり、準備していたり、待ちぼうけしていたりと・・・なんか文化祭の準備っぽくも見えたりもしたり・・・

個人的にはぶらぶら見て通り過ぎるぐらいで、特に物珍しいからといって興味の職種を示すわけもなく・・・目的地まで練り歩いている感じ。それでもこの団体さんもそれぞれなようで、ピクチャー好きなK君は遅れるし、旅団長は勝手に英語で交渉したりするし、女性陣はお二人連れ添ってあれこれ見て回ったりで・・・

あの 「近代絵画の父」 として知られる  ポール・セザンヌ が通ったとされる 「カフェ レ・ドゥー・ギャルソン」  ・・・ 旅団長が最も行きたがっていた エクサンプロヴァンスとそのお店 ・・・ あろうことか、その店を他店と間違えるご愛嬌ぶりも発揮して、ミラボー通りの末端近くにそのお店はあってすでに盛況だった

早速、野外の大きなパラソルのある空いているテーブルにつくと、ギャルソン(ウェイター)がメニューを持ってくる。ナタリーがまた交渉。日本語で何を食べたいか聞いて、ギャルソンにフランス語でオーダー。まぁ、ここは おフランス らしく クロワッサン と カプチーノ で決まりでしょう! あと、オプレツも!・・・って、昨日のニースの朝飯となんら変わっていない事に少しの違和感も持たない私・・・果たしてどっちが美味かったかと問われれば・・・これまたどっちも・・・と。ただ、このお店では コンフィチュール(ジャム)やはちみつが小さな瓶詰めでいくつも出てきたので、例えば マーマレードやらアプリコットやらブルーベリーやら・・・結局食べきれずに未開封の瓶詰めコンフィチュールは持ち帰ることにした。バレなきゃ没収されない!きっと

そう、オランダのスキポール空港では、せっかく飲まずに持っていこうとした KLM仕様のペットボトル水が 見事に2本とも没収の憂き目にあった・・・これをタダ土産にするのだ。余計なコストは食費が高いのを実感したのでニース土産以外にこれ以上極力かけたくない。まぁ、瓶が分厚いから割れるリスクは少ないとはいえ、割れたら悲惨な状態に・・・まるで リンク債 だな。今考えると・・・あと、やっぱり正直少ない量とは言え荷物は増やしたくなかったのも事実。コストはかけない分、これは妥協だろう・・・

お店での朝食を堪能したあと、ランチまでのスケジュール調整をみんなで小話。このエクサンプロヴァンスで何を見るか・何を買うかによってバラバに行動することになるらしい。とはいえ、時計も持って来なかった自分 (結果的に、時計がなくても空港の手荷物検査でアレコレひっかかる日常茶飯事常習犯) としては、時差で二重時間 になるのがイヤだったのと、持って来れるようなまともな腕時計を探せなかったという後日談があるため、誰かと一緒に行動しないと、この地でのランデブーが達成できずに彷徨える黒羊になりかねない・・・といういつもの言い訳で、K君と行動することにした

まずは、セザンヌが過ごしたという家(アパート)だったが、あいにく月曜だったのでお休みだった。月曜なのに・・・?どうやら失業率が高いフランスではワークシェアリングと、高い人件費のために月曜まで休みになっているらしい。ということは平日に観光しないとまともに動けないとも・・・なんか能力主義とは程遠い共産主義的な労働市場なのか・・・そういえば、 パリ=コミューン はこの地、フランスからだったじゃないか・・・と、アテもなく彷徨いながら感慨に耽っていた。そうでありながらも、K君が行きたい場所についていく感じで。ピクチャーマニアの彼にとっては、大聖堂やら歴史的な建築物を激写する事に今日の時間を費やそうとしていた。

ひとしきり通りを縦横無尽に歩き回って写真を撮りまくって、K君が最も感動したのが ステンドガラスが鮮やかで荘厳なサンソブール大聖堂だった

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【世】 殺っ血魔った ガドフライ [【世】:地域情報]





いやはや・・・やってくれましたわ・・・遂に恐れていた民間航空機の犠牲が・・・

思えば冷戦時代から戦車大国であった旧ソビエトは制空権を支配する米国に対して、これまた優秀な対空兵器をアレコレ開発していた経緯が・・・

この手の地対空ミサイルは、射程距離が長い

恐らく、マレーシア航空機長も 遠くから飛んできたミサイルがいきなり目の前に現れたか、確認もできないまま速攻撃墜された可能性も・・・頼りは航空機の残骸に残されているか微妙な
ブラックボックス
が生きているかどうか・・・

対照的に 遠距離攻撃を得意とする兵器。陸上自衛隊が持つ
93式近距離地対空誘導弾
は近距離攻撃用 ・・・というか 防衛用

・・・


今日、株が3ケタサゲた原因はこの撃墜悲劇とイスラエルのガザ紛争かと・・・

それにつけても、マレーシア航空悲劇二度目・・・ハイジャック消息不明の迷宮入りの次は撃墜のフルコースにしてフル回転墜落コース

特に、フランスから帰国するルートはもうちょっと南寄りだったら 我が輸送機が 撃墜の憂き目に遭っていたカモ・・・



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  相場概況
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日本株式市場、地政学リスクの高まりで大幅安も商いは膨らまず

日経平均            15,215.71 (▼154.55)
日経225先物         15,210 (▼160 )
TOPIX            1263.29 (▼ 10.09)
JPX日経400          11,505.50 (▼86.12)
単純平均             297.81 (▼ 2.08)
東証二部指数           3,822.89 (▼ 12.94)
日経ジャスダック平均       2,171.77 (▼ 10.42)
東証マザーズ指数         894.19 (△ 0.71)
東証一部
値上がり銘柄数          289銘柄
値下がり銘柄数         1,427銘柄
変わらず             99銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           101.78%  ▼ 10.22%
売買高            18億4378万株(概算)
売買代金        1兆5943億2300万円(概算)
時価総額          450兆0419億円(概算)
為替(15時)          101.31-101.32 円/米ドル
為替(15時)         136.98-137.02 円/ユーロ

◆市況概況◆

【日本株式市場】
1.概況
本日の日本株式市場は、日経平均が154円安の1万5215円と大幅に続落、TOPIXやJPX日経400も下落しました。新興市場では日経ジャスダック平均は下落したものの、マザーズ指数はわずかに反発しました。ウクライナでマレーシア航空の旅客機が墜落したことやイスラエル軍によるパレスチナのガザ地区への地上部隊投入など、地政学リスクの高まりから昨日の米国株式市場が大きく下落したこと、円高が進んだことが嫌気されました。日経平均は196円安の1万5174円で寄り付くと、一時は下げ幅を259円まで拡大しました。日経平均は、その後は徐々に下げ幅を縮めて本日の高値圏で引けました。

2.個別銘柄動向等
全市場の売買代金首位は昨日に引き続き鉄建建設(1815)で、本日は3円安と小幅に反落しました。子会社のアリババの上場が見込まれていた8月よりも遅れ、9月以降になると報じられたソフトバンク(9984)は一時147円安の7,530円まで売られましたが、終値は23円安まで値を戻しました。JR東日本(9020)が3.5%高と大幅に続伸しました。昨日大引け後に保有する自社株150万株を消却すると発表したことや、外資系証券が目標株価を引き上げたことが好感されました。中間期の業績予想引き上げを発表した安川電機(6506)は4.3%高と大きく上昇しました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
ウクライナや中東で地政学リスクが高まったことに加えて、日本市場は3連休を前にしていることもあって、大きく下落しました。ただし、東証1部の売買
代金は1兆6000億円を割り込むなど低調で、商いを伴った本格的な売りが出たわけではありませんでした。まずは今週末に事態がどのように推移するか見極めたいといったところでしょう。来週後半からは日本企業の第1四半期の決算
発表が本格化してきます。

◆東証一部値上がり・値下がり・売買代金ランキング◆



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【世】 Légion旅団⑦:飛んで皿に入る夏の・・・ [【世】:地域情報]



また、ナタリーの荒い運転とOPELのランドクルーザー並のビバロと共に・・・高速でニースを去ることに・・・これが午後15:00過ぎぐらい。日本時間で夜の22:00。カッ飛ばして、ニースの観光チックな建物や海とおさらば。高速はドイツのアウトバーンのように無料というわけにはいかないようで、所々に点在するゲートでは旅団長が小銭を用意してナタリーが券売機のマシーンに払っていた。こういうアナログな点が日本のETCの進化ぶりを印象づけるような・・・

景色も段々と内陸に入ってきているのか森や山が多くなってきた。どこをどう走っているのかは、ナタリーとナビぐらいしか分からないだろう。「右へ曲がれ・左へ曲がれ」(トゥネイラ ドゥワット ・ ゴーシュ)の自動音声の繰り返しで感覚がおかしくなってくる。ある程度走って高速を降りて下道を走り出すと、大きな湖が点在するちょっとしたヴァカンスちっくな山の道路になる。車幅も対面交通が出来る程度になったが、愛も変わらず、対向車・・・というかフランス人は車をぶっ飛ばして駆け抜けていく。あんまり車が来ないと思われるカントリーロードでさえ、いきなり現れて消えていく対向車・・・国際免許とって持ってきても運転はしたくない罠・・・煽られる事必至

旅団長が提案していたディナーの店は、今朝の朝食のレストランや今日行く予定にしていて結局工場クローズで行けなかった香水が有名な グラース という場所の工場のように行けないらしい。ということで、今日行くレストランは急遽変更になったのか、またその時間調整なのか・・・小高い丘の上にある街中で小休止でお茶や水を飲むことになった。石造りの小さな町みたいな所でこれまたニースとは趣の異なる素朴な感じの場所にさえ、結構車が乗り付けていた。どうやらフランス人はほとんどがアウトドアのような感じらしい

この旅行に行く前から、旅団長は勝手に一人で行きたい場所には行け!などと言っていた。エクサンプロヴァンスの駅に着いたら電話しろとか・・・いやいや、行った事ない場所だし、そもそもフランス語通じないし・・・結局この旅で我が勝手に一人行動をすることはなかった。なかったが・・・当初、自分は ニース ⇒ エクサンプロヴァンス に行くなら海側のルートで行きたかった。ツーロンという軍港があるし、ラ・シオタなる日本人の名前みたいな美しい漁港があるし・・・ニースには行ってもニース港までは行かなかったからなぁ。地中海を堪能したいみたいな感覚があったのかもしれない 

しかし、行き着く先は名も無き村というか各旅行ガイドにもなかなかお目にかかれないような・・・そういうと旅団長が好きそうな寒村というか、美しい村々に出てきそうな場所に近かった。だから、旅団長としてはご満悦なのかといえば、決してそうでもなく本来行きたかった場所がことどとく日曜でクローズになったりで、思うようにいっていないようだ。それ以上の肉体的精神的ダメージの方が大きかったか・・・

一服して、その小さな町を一通りお散歩した後で、また車に乗り込んで山道をゴトゴト・・・夜に近い夕方というか、全く太陽が落ないので、時差ボケに加えてこれまた時間の感覚が狂う狂う。車の助手席ではなるべく起きときたい方なので、移りゆく森をただただ漫然と眺めている。山道はアップダウンもさることながら、右左カーブが激しいのは、日本でもオーストラリアでも世界共通か・・・自分が運転する山道は楽しいって感覚なので、気持ちが集中してなくてもなんとなくハイまでいかないテンションはキープしている感じ。言うなれば夕飯に密かな期待と、どんだけコストがかかるのかの不安が入り混じっている感じでの乗車中

フランスといえばワイン。ワインといえばぶどう畑。そのぶどう畑は例えば、日本オリジナルの巨峰などのぶどう園のように吊り下げではなく、本当の畑に、1mも満たないぶどうの木が整然と並んでいる感じ。だから、K君も初めはこれがぶどうの木だとは分からなかったようだ。そんなぶどう畑が延々と続く小道に入り込んだ。どうやら目的地の 「看板」 に着いたようだ。ナタリーもナビで確認しているからそこに来たことはないのだろう。もともと彼女は、今回のコートダジュールやプロヴァンスの出身ではなく、トゥールーズというもっとスペインに近い南西の都市に今は住んでいるため、彼女にとっては国内旅行的な感覚なのだろう。そんな彼女の荒い運転が看板過ぎても変わらず続き、舗装されていない小道に入っても変わらない。そして変わらないで続くぶどう畑・・・一体、いつになったら着くんや~みたいなジラされモードに



その理想郷・・・エルドラドたる シャトーデベルネ にはそんな曲がりくねったワインディングロードを幾重にも走った末に目の前に現れた。なんて広大な敷地!なんたる楽園!しかも、車を駐車場に入れるために、インターホンで確認後にゲートが開くという御殿ぶり



ホテルとレストランが一体になっている感じの庭園・・・このホテルならニースよりもバカ高いこと間違いなし!この場所なら滞在するとしたら、そこにいるだけでワイナリーめぐりとか工場見学とか出来そうな感じで、ワイン好きのY子さんが真っ先に喜びそうな感じのジャストミートなロケーション。右側の緑の淵のガラスのある建物がレストランで予約していたという事で席が用意されていた

ウェイターもウェイトレスもなんと英語が喋れて、メニューもデカい。ひとまずナタリーが聞いて回って、まず食前酒を何にするか、特にワイン好きのY子さんに訪ねていた。彼女は今は赤ワインに凝っているらしく、赤をオーダーをしようとしたが、このシャローデベルネのオススメの食前酒はロゼという事だった。初めはロゼをあまり呑んだことがないってことでちょっと不満そうだったが、その淡い赤色のロゼの美味いこと!自分と違って大人なので、食前酒も辛口がイイ!とか言われるレベルのY子さんだったが、結局満足していた。後味がスッキリでそれほど辛くなく、正に食前に呑んで食欲を倍増させるようなロゼだった。自分もこれなら、これだけでもイイ感じで・・・

バケツに氷が入って、呑みかけのロゼを入れていつでも冷え冷えを頂けるのはありがたい。そして、ここでもまた、口直しの炭酸水が登場。サンペレグリノ・・・バドワよりももう少し発泡性が強いらしいが・・・微妙

ワインも炭酸水も両方味わいたいという贅沢な私も、メインディッシュを 魚 と 肉 で選ばなければならなくなった。健康面を考えて・・・しかし、およそ山では通常味わえない 魚 にした。山で味わうとかまではその時には考えなかった。よく分からない白身のお魚だったが、お皿にはこれまた緑のバジルソースが鮮やかな感じでかかっていた。切り刻んだパンも運ばれて、食卓が一気に和やかになった

夜になっても陽が沈まずに、山の澄んだ空気のせいか微妙に涼しく、なんといってもセレブな感じのガーデンテラスでの食卓・・・こんな最高のロケーションにおよそ似つかわしくない灌漑されない輩がスキを狙って舞い込んでくる。それが・・・エアーズロックに登るときには、ほぼネコハエだらけになると言われる・・・日本でもお馴染みのハエである。そのしつこさはニホンバエ並であり侮れない。そればかりかあろうことか料理の皿に突撃して来た。酒が入っていることによる俊敏な敏捷性+唐突なアクシデントにおける適応性・・・なによりも副交感神経を開放してのリラックスモードによる食事中のその出来事に、さしもの私も対処の使用がなかった

・・・しかし、彼奴は度重なる追撃をその場で止めてしまった。というかものの見事に身動きがとれなくなった。皿に突っ込んで物色しようとしたまではよかったが、目がくらんだのか、緑色のバジルソースの中に玉砕して散ってしまったのだ

粘着性のバジルソースにはおそらくクリームも仕込まれていたようであり、微かに手足をバタつかせた刹那・・・止まってしまった。息絶えたかどうかは確認するつもりもない。私の食べかけのバジルソースとそのお魚の皿に異物混入というそのアクシデント・・・寛大な私は、ギャルソン(ウェイター)を呼ぶこともなく、奇跡的に襲撃からそれた魚を平らげた。緑色の飛行物体の生贄は、片付け時に発見されよう・・・その後の対処は、後味の悪さが残ったとしてもお任せすることにしよう・・・

そんなアクシデントがあっても、食べきれない女性陣のチョイスしたお肉まで平らげて、かなりの満足気。カネさえはらえば、もうココに泊まりたいぐらい。エクサンプロヴァンスの宿がどんなのかは知る由もないが、まぁ、ニースレベルだと考えるなら、断然コッチがいい。ハエだけに気をつければいいってことで・・・ただ、どんだけコストがかかるかは、現地で調べることもなかった。結局泊まらなかったそのレストラン&ホテルだが、この旅団戦記のベストスポットに早くも名乗りを挙げてしまった

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【世】 DEADLOCK DEADEND BROKENHILL [【世】:地域情報]





リアルマリオカート が スゴかった?
いやいやいやいや カートで 公道を走れるだけ 帝都道路は マシマシ

こちとら、政令指定都市の 嫌道 のお通りだい

主要地方道(県道)であるがゆえの 全区間の走行は事実上不可能であるという 吹く丘地帯

行けない故にもっと詳細に述べると
宗像市 ⇒ 宮若市 ⇒ 篠栗町 の この県道92号線 を 通行するにあたって 問題の宮若市
脇田温泉の温泉街の東側を通り、湯原山ノ口の集落を抜けた先、湯原の南東端と三ヶ畑の区域内は未整備であり、自動車の通行は不可能である

福岡県道92号 力丸ダム→脇田温泉



福岡県道92号宗像篠栗線


脇田温泉といえば、あの 

 旧 犬 鳴 ト ン ネ ル  

が近いという事で犬鳴川が流れている場所でもある




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【世】 Légion旅団⑥:食後の消化戦・消耗戦 [【世】:地域情報]

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とんだトラブルがのっけから発生したものの、実は今日でそのニースともおさらば。頭が煮詰まっているものの、本来の日程が詰まっていたりする。とりあえず、マルシェ裏の店界隈でランチにする・・・なんか朝飯から相当時間が経ったような気がするのも単なる暑さのおかげだけではあるまい?

路地はランチで賑わいを見せ、各店外までテーブルやらテラスを持ってきていて客もその場所で和んでいる。これがヨーロッパの休日のランチの風景かぁ~などと感慨深げな余裕もなく・・・というより何度かこういう光景を今回拝んだような、拝んでないような・・・まぁ、考えても仕方ない。考えなきゃいけないのは食べるメニュー。そして、出た!出た!おフランス語のメニュー・・・こればっかりはナタリーに解説してもらわないとダメ・・・と思いきゃ、カルボナーラとか、なんかそれっぽい綴り。しかも 8€ とか 他が 10€ 以上するのに 安い!という簡単な理由で K君も自分も即決! 「ドゥ・カルヴォナーラ!(カルボナーラ2つ)」 で 通じる。あとは勝手に炭酸ガス入り水をどかどかボトルで置いていく。いや、これも有料だろう?

そうそう、ここでトイレに行った。「トイレどこですか?」(ケソンヌ トワレットゥ?)で通じたものの、厨房にいた相手は自分がフランス語ができないと判断したのか、ワンフレーズで即答。(ゴーシュ・ゴーシュ)と言われ、記憶の思考を辿りまくる。左・左か・・・レストランを出て左の通りに出て、その通りから左に入ってまた同じレストランの厨房・・・?え?厨房の中を通ってトイレに行くの?ひょっとして従業員専用???とか考えつつも事を済ます

約1年滞在していた、豪州のゴールドコーストではお買い物でスーパーにお世話様だった。中でも炭酸水はお気に入り。分かっていながら、冷凍庫にペットボトルをぶち込んで爆発させていた。炭酸氷が好きだったのだ。当時学校のあるビルの地下にあったスーパーマーケットは「ウールワース」と言った。クィーンズランドの州都:ブリスベンを 「鰤(ぶり)」 と 略していた ジャパガールが 「ウールワース」 を ウリー(売り?) と略していた。ウリーは地元:オージーが使っていたのだろう。推測なのは実際に聞いたことがないから。まぁ、その ウリーにも当然日本のように PB (プライベートブランド)があって安い。おフランスで通じなかった SODA WATER 表記の うリーのPB の ペットボトル1リットル は 1.5AU$ =約 120円ぐらいだった

悪天には より 発泡性の強い バドワルージュ(赤バドワ) は なかったか・・・ちなみに赤は飲んでない・・・

荒んだ生活の象徴として、真っ先に買い込むその商品の価格と比べても、このおフランス産のBADOIT(バドワ) ・・・ 1L×6本 送料無料 【ケンコーコム】 送料 470円(税抜) で 2939円 で1本あたり489円 【高!】・・・もレストランなら 2リットルぐらいのワインボトルサイズで出てくるからそれなりにする。炭酸水ガブ飲みしてしまうと、頼んだ カルボナーラ を食するのが危うくなる。何しろ、大皿の真ん中が凹みすぎた・・・言うなればUFOを逆さにしたような器でそれはやってきた。一見少なそうに見えて実は、真ん中が深いために結構ハードな量。しかも、大味ながらクリーミーすぎるから結構なボリューム

どういうわけか、食後はデボジットの担当がローテーションで割り振られ、「お感情お願いします」(ラディション スィルブプレ) を 言う係が決められた。まぁ、自分は少しだけでもおフランス語会話でフレーズを一夜漬けしていたので、ラディション=会計 は把握していた。ただ他のメンツは、フランスに連れて来たがるのに絶対にフランス語を話そうとしない旅団長も含め、英語はおろか日本語で話そうとする始末・・・旅団の言語レベルの危うさが一気に露呈する結果に・・・ナタリーもコレだけはフランス語で言うように煽る・・・で、結局誰が言ったかはあやふやのまま、そのフレーズを聞いて ギャルソン(ウェイター)は 領収書入れの丸い金属に明細を入れていった

あとは、総額分をデポジットから支払って終わり。満腹の中、K君が行きたがっていた城後の展望台にみんなで行くことになった。お散歩にはちょうどいい・・・とかいう運動レベルではなかった



迷路のような旧市街は一人できたら迷いそうな狭い通路が入り組んでいるがなかなかその建造物の古さが味を出している。とにかく車が通れない通路には今度は人が多い、多い。日曜だからなのかすごい熱気とにぎわい。そんな中、坂道を登りながら展望台を目指す。その展望台・・・エレベータもあるらしいが、K君が食後の運動ということで、歩いて登ると張り切っていたので、みんなしぶしぶ了承。とりあえず・・・旅団長はやつれていた。階段と上り坂の連続。そして、初夏の日差しは日本よりもどうやら強め。これが地中海性気候なのか・・・止まりたくても暑いので止まれない・・・

展望台も人が多かった。その眺めは前々回ぐらいの動画で流れていた風景がそれ。この上空からの眺めで改めてニースの建築物の屋根がオレンジレッドが多いことが判明。まぁ、今日の暑さを物語っているとも・・・K君は満足げにシャッターを切っていた

たった2日のニースの滞在旅団録が4・5記事にもなってしまった・・・それだけ、イベントやハプニングが連発したということだろうか?展望台を降りて、マセナ通りを通ってトラムの通りに引き返して、カラフルなパステルカラーの建造物を練り歩いて、どこからともなく漂う無数の香水を浴びて・・・チェックアウトした、ニースヴィル駅近くのちょっとうさん臭気なホテルに荷物を取りに戻った。K君、朝のチェックアウト時に上着を忘れていたらしく、フロントで英語で話してなんとか取り戻していた。とりあえず、皆さん、今日半日で色々あってお疲れモードだった・・・ただ、まだ1日が終わっていたわけではない・・・

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【世】 Légion旅団⑤:振り返れない行程に、いつか来る後ろの正面 [【世】:地域情報]



・・・失ったもの・・・各種カード3・4枚。それと現金 400ユーロ(1€=¥135)だとすると、約54,000円。1日例えば、3食合計100€使ったとすると(いや、実際のところメシ代が酒もあるから高過ぎ)、4日分・・・つまり、この1週間の食費代がモロとも消えたという事に・・・

ちなみに、円⇒ユーロ は 日本で変えた。三菱東京UFJ が一番手数料が安いということで、前回16年前のヨーロッパの火薬庫巡り欧州ツアー時も、ココで変えた。ただ、その時はまだEUはユーロに統一されていなかった。今回はユーロ以外の国(デンマーク、イギリス)には行かないので、ユーロだけで統一され便利になった。仮に行ったとしてモナコなら US$でも大丈夫だろう。しかし、それは賭け金で消えること間違いなし・・・そんなモナコに行く予定もなかったものの、正にそれどころではなくなった状況。400€ と言えば、自分はその当時の相場で87,000円を600€に変えた。端数は日本硬貨になったので交通費に消えた。その際、200€はパック扱いとなっており

50€ × 3枚
10€ × 3枚
 5€ × 4枚

が セットになっていた。 これを 2パックと これだけでは 20€ が足りないので 残り 200€ に 50・20・10・5€ を 足したもので 600€ にした

まぁ・・・この 200€ 2パック分が消えてしまったということで致命的だが、もっと重篤危篤なのが カード各種。旅団長は、日本の会社がらみのカードなどもその財布に入れていたようで、数に限界のあるその現金を使い込まれた後、使われかねないのが、無制限に使えるかもしれないカード複数枚・・・これは末恐ろしい

ナタリーのスマホで国際電話で旅団長、会社に電話。ところが今日は日曜の只今正午頃。日本時間で言えば、午後19時ぐらい。当然会社には誰もいないので、私もお世話になっている女性スタッフに電話して、思い出しながらのカード執行手続きを伝えている。まぁ、どうもあやふやっぽくて頼りないのは、彼がその財布に入れていたカードを把握出来ていなかったため

慰めにもならないが、一応伝えた。こちらでカードを使う場合には暗証番号の機械を操作しないとダメだから、番号が分からなければ使えない・・・と。これは自分がカードで例のマルセイフ石鹸(オリーブオイル色だから抹茶色)やアロマキャンドルを買った際にやった事をとりあえずフォロー。さすがに幾多の紛争地域等で国連選挙監視活動をしてきたツワモノだとはいえ、平常心ではないのであんまり効果なし・・・

K君がやってきた。道に特に迷うことなく来れたのは、どうやら、彼はそれ程お買い物に興味がなかったからマルシェ(市場)の通りではなく、それに並行して走る裏路地あたりを、写真を撮るためなどで散策していたらしい。道もそれなりに覚えていたようなので、今そこにある危機が展開するこの集合場所もなんとか分かったようだ。事情を彼にも説明して、旅団長の電話が終わった時に、彼とナタリーが警察署へ行くという事になったので、それ以外のメンバーと別れて、終わり次第連絡をとって再び集合する事になった

自分とK君・K子さん・Y子さんたちは、とりあえず「待つ」ために、マルシェのある通りのカフェで休憩を兼ねて入る。ところが、ランチタイムも近い時間とあって、店先にパラソルを並べている店のほとんどが Non!(ランチ客しかダメ) との事。客引きのねーちゃんにK君がカタコトの英語で訪ねてOKをもらったために、入った店も実はオーナーが後でねーちゃんを注意していたようだったので実はダメだった。まぁ、そこでドリンクをオーダーして時間まで待つつもりだったのが自分以外のメンツ

自分は、この機に乗じてお土産を買うことに。その決断に迷いはなかった。これを逃すともう、時間的にもニースでは買えない気がした。そこで一度立ち入ったマルシェの前にあった店に出向き、クレジットが使える+オリーブオイル石鹸(固形)がある+ラベンダーアロマキャンドルがある ってことでお目当てのモノをクレジット決済した。まぁ、確かにコストは高くついたが、買うものを決めてて支払い条件がある以上、贅沢は言えない。海外悪天クレカ決済で一体どれぐらいの円が差っ引かれるのか と どれぐらいの ポイントサービスがあるのか・・・不安と期待で胸いっぱい・・・とかね

買い物に時間をかけずに、迷わず先ほどのカフェに戻った。ここで試した。店員は遅れて来た自分にもオーダーを取りに来るだろうか・・・?出来れば来て欲しくなかったがやっぱり商魂たくましいために、やってきてオーダーを英語のような言語で訪ねてきた。「しょーがねーなぁ・・・カネは使いたくなかったから(この分はデポジットからじゃないだろうから・・・)」と思いつつ、まぁ、メニューを眺めるのも悪くはないと思いつつ・・・なんと!カプチーノよりも炭酸水のほうが高い!とか・・・多分ハタから見てたら、我が表情が豊かだったはず

豪州ではコレで通じていた SODA WATER (炭酸水) あるか? と英語で尋ねたら、セブンアップを持って来やがった!まぁ、喉が渇いていたからいいようなものを・・・それでも確実に 1€ は カフェよりも高かった。フランス語で 炭酸水は  ガズ カーボニック (炭酸ガス) と言わないと ダメ らしい。勉強になった

集合時間が近づいていた。そんなに話し込むほど余裕のある時間ではなかったようで、カネを払って集合場所へ行くことになった。例のパトカーを捕まえた広場と思っていたが、ナタリーたちがいる場所は実は違っていた。だが、スマホで連絡をとりあって近い場所だったので、自分たちのいる場所で合流してランチを食べることになった。旅団長の諸手続きに関してはナタリーが警察署で一緒にやったらしいが、詳細は当然自分達が立ち会っていたわけではないので不明。肉体的よりも精神的なダメージがやっぱりあるような感じで・・・この後の行程がいささか気になる・・・

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【世】 Légion旅団④:マルシェで事件 [【世】:地域情報]




長い昨日が終わった・・・昨日は朝4:30AMには目覚めていたので、24時間経過したとしても、サマータイム時差によって7時間の遅れた時差により、夜の21:00PMで徹夜完遂。そして同時刻には夕飯を食べていた・・・その後多分、散歩がてらホテルに戻って寝たのが22:00PMぐらいか・・・

・・・例によってよく眠れなかった。どうやら、寝相の悪い奴らとはなんらかの因縁がありそうだ・・・。それでも、集合時間よりも早く起きて、早くもチェックアウトのために簡単な荷造りをした後でK君と朝の散歩に出掛けた。ニースの朝は、それほど暑くなく微妙な感じの風が吹いて心地よかった。昨夜の飯の後のおさんぽでK君はこの街に多数ある寺院をカメラに収めていたが、今日も撮りまくっていた。やはり夜と朝では、印象が随分異なるのは、写真を撮らない自分でもよく分かる

ホテルから路地を抜けると、どうやら昨日飯の行き帰りに通った、トラム(路面電車)の走る大通りに出た。朝からトラムが汽笛を鳴らして走っている。トラム自体は、流線型をした未来型のカタチだったので、それが路面電車となることで、不思議な違和感があった。結局トラムに乗ることはなかったが、ゴールドコーストにはない、この交通機関に見入った事は間違いなかった

自分は、パリではなく、この地:ニースで独自色のある土産を購入する予定だった。これは行く前から、パリだとありきたりになってしまうという、変な欲があった。それにニースだと、パリと同様にクレジットが使える。悪天は海外利用でポイントサービスをやっている。もちろん、その点はヌカリない。が、しかし・・・昨日の夕飯は、現金払いになったためにカードが使えなかった。「このカードここで使えますか?」の覚えたてのフランス語も店員やナタリーの前では撃沈に終わった・・・そういうわけで、ガイドブックに掲載されていたデパートが近くにあることを発見。よし、今日はニースを脱出して次の目的地、エクサンプロヴァンスに行くまでに買い物をしようと思った

だが、本日は日曜日のために休日であることが後で判明。判明した時には実はすでにもうマルシェ(市場)の店舗で目的のものをカードで買っていたのでさしたる影響はなかったが・・・土日ということで多くの店が閉まっている・・・というワケでもなくOPENしている店は開店準備とかやっている。飲食店は特に早い。朝飯を食べに来る輩も多いのだろう

トラムの走る大通りはそのまま海岸へと通じているが、そこまで行くと集合時間に遅れるので引き返す。大通りから小道にそれるとこれまた狭い道路をびっしりと路駐の車がじゅずつながりで出迎える。道路が狭いので片側だけでも通れる配慮なのだろうか?今日は片側路駐を拝んだ・・・

30分程度のお散歩後にチェックアウトのために集合。荷物を持って出るのかと少々重いコヨーテダッフルバッグ(ロスコ・・・悪天で購入)を背負おうとしたら、フロントでみんなの荷物を預かってくれるとのこと。最後はいいホテルだった。そんなホテルに重さ軽減のために日本製のビニールのセットを置いてきた。まぁ、チップあげられないから記念品にはなるだろう・・・いや、単なるゴミか・・・

身軽になったのでまた、散歩で通った道・・・トラムの走る大通りを海岸に向けて歩き出す。朝食をどこかで食べるために。青い空にだんだんと陽が昇ってきたようで少々日陰を歩きたくなる感じだった。散歩の時よりももっと海岸近くまで歩いて右折して、小道の路地を散策。そこに朝食を出している露店があった。どうやら、目をつけていた場所とは違うらしい。旅団長は前回来た時にも超おいしいパン屋で朝食をとることを夢見ていたが、網目のように路地が走るこの観光地:ニースで見つけることができなかった。今回、その路地で見つけることは出来たのだが、日曜で閉まっていたようだ。ナタリーがケータイで確認していた。だから偶然近くで目に付いた、路地に出しているパラソルがいい感じの・・・(フランスの街角では大概こんな外で食べれるカフェ&レストランが多い)・・・店で食べることになった

フランスの朝食といえば定番の・・・クロワッサンとカフェ。これを体感!クロワッサンはカロリーが高いけど、まぁ、朝食だからいいか・・・ってこで。チョコクロワッサンをチョイス。マーマレードも肉厚で濃厚だった。あと、プレーンオムレツを食べたような気がした

デポジットからお金を出したんで、とりあえず財布のダメージはなかった。それからまた海岸へ散策。そして歩きで初めて目の前に地中海を拝むところまで来た。なんと!砂浜ではなかった。ここまでくるまでにてっきり砂浜をイメージしていた。ちなみにゴールドコーストは泣き砂と呼ばれる踏んで歩けば キュッキュッと音が鳴る白い砂浜・・・ちょっと意外だったしショックでもあったが、ごつごつした岩場ではなく小石というか砂利をしきつめた感じで、ここでも鹿児島の指宿の砂むし温泉みたく白いビーチパラソルを並べて一日半日リラックス出来る空間が用意されていた。もちろん、早くも泳いでいるフランス人も多数・・・海開きはしたのだろうか???海岸線に沿ってプロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)という著名な海岸遊歩道(通り)が続いている





プロムナード・デ・ザングレは、イギリス人が開拓した通りだとナタリーが説明してくれていた。その通りを歩いていくと、旧市街のマルシェ(市場)に近づいてきた。中年の女性連中は、おみやげタイムとばかりに物色。コートダジュールやプロヴァンスの名産品といえば、ラベンダーやオリーブオイルの石鹸、ポプリやプロヴァンス染めなどの布類やコースターなどなど大小のお土産にはたくさんの商品が「香り付き」で出迎えてくれてた。店内でのお買い物では、カードが使えるかもしれないので、自分も混ざって物色。とりあえず、名品でお安い石鹸などを探した。石鹸の香りなのだろうか、ラベンダーやらのお花の香りが充満していた。そして、1個買いで1€(ユーロ)とか最安のものいくつか回って見つけたりしたが、複数個まとめて買って 7€ とかもあって、少々迷った。ただ、それらはあまりにも小さすぎて、お土産品としてはチャチかったので、ちゃんとした立体感のある固形の石鹸を本命視していた

パリでありきたりの商品を時間に追われて空港のDFS(免税店)で買うよりは、多少手荷物にはなっても南仏名産で財産整理もしたい・・・というのが奥底の本命。ただ、石鹸だけというわけにはいかないので、自分用に睡眠促進効果のあるラベンダーのアロマキャンドルも合わせて買っときたかった。どっちかというとソレが本命だったが、19€ とかやはり値がはった。だから結局固形石鹸(オリーブオイル)とアロマキャンドル(ラベンダー)が売っていてクレジットが使える店で買った・・・のだが、マルシェに行く前にはそれが、メンバーの動きと時間的な制約で出来なかった

K子さんは、同じくマルシェの露店に行く前にいくつか回ったオリーブオイルやら売っている店で布製の製品をお買い上げになっていたようだった。旅団長は本来、この日、オリーブオイル工場に連れて行く予定にしていたが、あいにくの日曜で、このニースから離れた町にある工場と連絡がつかなかったために、なんとかこのマルシェの中で、オリーブオイルが売っている店を物色していたようだった。まぁ、本人はそこで買ってはいなかったが・・・

このように、お土産を買う人、買わないで色々見て回りたい人と団体行動らしからぬ様相を呈してきたので、例えばお昼の12時に今いる店の前で集合・・・という話まで出たのだが、やはり大勢の人が通りを動いている中での話し合いでしかなかったので、流れた。結局、露天のマルシェをみんなで見るようなカタチとなり各自旅団長の後ろをついていきながら、いわゆるお祭りの露店ちっくな出店をゆっくり見て回った

自分は、オリーブオイルもさることながらコンフィチュール(ジャム)やタプナードと呼ばれる地元名産の、魚介系やら野菜をMIXしたペースト状の瓶詰めも欲しかった。ディイプにしたり料理に入れたり出来る便利ものだったが、食料品扱いということもあってちゃんと帰国時に無事に一緒にいられるか微妙だった。そういうこともあって、フランスのオリジンと言われるプロヴァンスワインは購入して持ち帰ることを諦めていた。結局タプナードも今日、今から起こる事件の影響で、カードをむやみやたら使うことにイヤな予感がした自分のせいで買わずに帰国することになった

団体行動といっても人それぞれに興味も違うわけだから、見て回る品も違ってくる・・・となると、歩く・止まるスピードが各自で異なってしまう。自分はアナログに徹していたので、日本からガラケーも持って来ていなかったので、常に誰かと一緒に行動しなければならなかった。今日、唯一一人行動したのは先ほどのお土産を後で買うときだけ。その時もツレの連中の一部が他で集合していて、戻る場所が分かっている時限定。ということで、自分ははぐれるわけにはいかなかったので、とりあえず女性連中と一緒にいた

そうこうしているうちに、K君と旅団長がいなくなっていた。どうやら旅団長は前の方にすでに進んでいるようだった。かろうじて、背中にからっていた青いリュックやら帽子やらで判別するしかなかった。とりあえず、旅団長を確認して他の連中に追いつくように言ってなんとか人ごみの中をかきわけながら追いついた

K子さんも含めて、はぐれたK君は例外としても他の連中は、先ほど見て回った店内の店よりもどうやら安いこのマルシェで色々食品系をお買い求めになりたかったようで、イチ露店に滞在する時間が長くなってきた。コンフィチュールやらタプナードを間近で拝めたのもこのいくつもあるマルシェの露店が初めてだった。フランス人店員との会話はナタリーが通訳して日本語で旅団長や女性に説明していた。自分は買う気がないけどとりあえずそばにいて聞いていた。日差しが強いので露店の影にいたら、隣の店のオヤジの店主にフランス語で注意された。どうやら「どけ」という事らしい・・・

その店に5分ぐらいいただろうか?めずらしい野菜とかも売っていたから女性陣は興味津々。結局旅団長とかが、セットになったコンフィチュールの小さな瓶詰めをお買い上げになるために、リュックから財布を取り出そうとした・・・しかし、ごそごそいじっても財布は出てこなかった。旅団長は「シマッタ!」という顔をしていた。スラれてしまったようだ。フランス人店主とナタリーが話している最中の出来事。そして、ナタリーが話を終えてコッチを向いたときに、英語と日本語でナタリーに説明した

ナタリーは一気にマズそうな顔をした。警察に行かなきゃ!と彼の腕をひっぱった。マルシェの露店を外れた場所に駐車場のような広場があって、日曜日なのにたまたまパトカーが巡回していた。立ち去ろうとするパトカーにナタリーが追いついて何か興奮した口調で説明している。パトカーから警官が降りてきてやりとりを始める。旅団長も一緒になってまずナタリーに状況説明。しばらくすると警官はパトカーに乗り立ち去る。この間にとりあえずはぐれているK君にナタリーのスマホで一確認の連絡。集合して今後の対策を決めることに・・・果たしてK君は、この雑踏の中今我々がいる場所に無事にたどりつけるのだろうか?そして、スラれた旅団長の財布の中身は???一体いくらなくなっていたのか???日本への連絡は必要なのか?そしてまだまだ初日!今後の日程に影響はでるのかぁ???

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【世】 Légion旅団③:カラフルパステルな建物と香水の洪水 [【世】:地域情報]




レンタルカーのドライバーに来てもらって、慣らし運転するとちゃんと走る・・・ってことで、また、現地人:ナタリーと交代するも、エンスト連発。どうやらセミオートマに慣れてないらしい。そこで、国際免許を持ってきた旅団長と交代するも、日本車と構造が違うようで、今度は動かない・・・

また、別の係員を呼んでもう一度説明を受けてから、操作すると、多少暴れ馬走行だったが、なんとか立体駐車場から降りることが出来た。まるで、路上教習に出る直前みたいな感じ・・・

空港内を走る道路がいきなり高速になったりと、リゾート地にしては珍しい道路事情の入り組み用・・・激しく疾走するおフランス車に恐怖旋律を覚えるのは、まだナタリーが本来の走り屋に目覚めてなかったから・・・?いや、覚醒するとはこの時には思いもよらなんだ

こういう、リゾート地の風景に縁があるのか、どうしても、過去に居座っていた、欧州のゴールドコーストハイウェイと比較したくなる。信号は縦の黒。これは共通。縦型の信号ってのは、雪国じゃ当たり前だろうけど、さすがに、ブラックシグナルではないと思われる。違うのが、日本やオーストラリアと通行が逆な事。案外、慣れるまではたとえ助手席とか運転しない側に居ても少々コワイ。車幅とかが日本基準の感覚になってたりしてるから

進入禁止マークは日本と同じ。案外、日本在住のフランス人はその標識だけで親近感を覚えたりとかって勝手に錯覚。そして、信号が多い場所はそれだけ渋滞しがちな交差点ってことで、逆にない場所になると、日本で言うロータリー(豪州:ラウンドバウト・ギブアウェイ)に幾度も遭遇する。交差点中央にサークル状の花壇や電柱やオブジェなどがあり、道路がそのサークルの外周上に円形になっており、直進できないために、時計回り、フランスでは日本と走行が逆のため反時計回りに回って移動する。サークル内にいる車の移動が優先のため、ロータリーに到達しても円内に車がいて、その走行の妨げになる場合には一旦停止しなければならない

交通渋滞緩和のために日本でも導入の目論見があるが、どうせルールがわからない奴らが円内に玉砕して事故ること必至と見込む

山の手上に高速が走り、上り・下りの真ん中に フランス国鉄(SNCF)が地中海に大体沿って走っている。ニース駅(Gare du Nice)に泊まるホテルが近いと知ったのはホテルの部屋でパンフを見た時。どうやらこうやら、予算の関係などで、なかなか宿泊先が決まらなかったのだ。ということで、丘の上の高速から眼下に眺める地中海のリゾートホテルやアパート(アパルトメント)群に魅了されるばかり。目に映える明るいパステル調の建物はほぼ同じ高さで統一されている

どうやら、そのホテルの場所がよく分かっていなかったためか、あろうことか、高速を降りてまた空港近くまで出戻り。なんか一周していたようで・・・海岸線にはレンタル自転車があった。ここで、一緒の部屋に泊まることになるK君が目を輝かせた。朝、この海岸線をサイクリングしたい!・・・と。いや、日程が結構詰まっているゾとかツッコムわけもいかず、まぁ、若いっていいよなぁ~と遠い地中海の海岸線へ目を向けた。遠い目でイタリアでも見たのだろうか。いや、見えるわけがない



空港も備わっていて、フランス人の憧れのバカンス地:ニースは、それこそ南半球随一の観光地:ゴールドコーストよりも規模が広く、その歴史的な重厚さからバカンス地としては洗練されていた気がする。迷路の水路で入り組んでいるゴールドコーストよりもとりあえず土地があるために、建物の景観に変化がある。一方、ゴールドコーストは、地震がほぼないために、天空にそびえ立つハイライズ(高層ビル・・・マンション/ホテル)が乱立する。比較してみるとなかなか興味深い

そのダブルベッドにホテルにはいきなり着いた。というよりも、オペルのビバロが止まるような駐車場さえないホテル。さらに言うなら、この観光地は見事なまでの縦列駐車が街中で出迎えをしてくれた。警察の一斉取り締まりでもすればどんだけカネが動くことか・・・びっしりと道路の左右に無人のプジョーやらルノーが路駐し尽くしている。ナタリーもきっとどっかで路駐するんだろう。結局、警察に見つからないというか、止めてはいけない場所に止めたのかは教えてもらえなかった

さっき言ってたロータリーの前でいきなり車を止めて降車。荷物を持って、なんかいかがわしいようなホテルに入っていく。狭!ってロビーがなんか香水臭いし。支配人がなんかあやしいオヤジだったし。同じく狭くて古そうなエレベータで2階へ。これまた通路が暗くて狭い。すれ違いできないぐらいの一人専用。部屋もまた狭く、予算を安く抑えるなら覚悟すべきWベッドがそこにはあった。K君の寝相がスゴすぎて眠ったのかどうかさえ分からず、シェアしていた掛け布団がスティールされたのはその夜のことだった

まぁ、いきなりメシも食べずに寝るわけでもなく、一息ついて、ロビー集合でニースの街中で夕御飯を食べることになった。ナタリーが店を予約していた。街中はまた、車で走ってた時には見なかったトラム(路面電車)が優雅に走っていた。低音の風鈴が鳴る様な汽笛の音が印象的だった。フランスではこの時期、陽が落ちない。夜20時過ぎても明るいのは、日本の西を自負する福岡であっても負けてしまう。日没って夜の21時ぐらいなのか???

だから、ニース野郎たちは、皆外に繰り出して路面のパラソルで自由気ままに飲食を仲間たちをやっている。店に着いたら、ワイン好きの女性がいるために、ワインを注文。味の批評をしていたがどんな白ワインだったか銘柄まで覚えていない。ニース風サラダとか食べたかった。こちとらまだ口内炎が微妙な完治状態だったからだ。初日の夜のご飯だけみんな自分の財布からユーロを出していた。そんな飯代が高いと思ったのはまだまだ旅の序の口に過ぎなかったからだろう。それ以降は、デポジットとして、1日50ユーロ(約2700円)を徴収することになった


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【世】 Légion旅団②:デカAP と セミオートマ [【世】:地域情報]

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アムステルダム空港に着いた。到着口が変更になるも、それさえも初降りのため分かるはずもなし

とりあえず首都の空港だけあってデカイ。天気は晴れ。自分だけ機内持ち込みにした、ダブついたGIスタイル(コヨーテ色・・・コヨーテ言うてもアニマルだからといって、アニマルヒョウ柄明細とかじゃない!プレーン一色)のダッフルバッグ(いわゆるズタ袋)をひっさげて所狭しの通路を降りる

この旅前に運悪く遭遇した口内炎を治す努力をしていたが、ケナログ効果も乏しく・・・というか、再三のジュース攻撃によって、どうやら悪化した

こうない と言えば、空港内のいわゆる 「歩く歩道」の最後の段差で、自動音声が流れていた。”Mind Your Step” 「足元気ぃつけいや」 ・・・ 最初、オランダ語かと思っていたら英語だった。どうやら国際空港なので英語?

そういえば、機内でも最初が福岡だったために、初めにオランダ語⇒英語⇒日本語(フライトアテンダント)が代読 だった。ちなみに、オランダ語ってのは、江戸時代の鎖国中に、唯一長崎の出島だけで貿易を許されていただけあって「蘭語」なるものが古くから確立されているはずだったが、どうも英語に侵食されてサッパリ。個人的にもドイツ語を大学時代にカジって捨てたレベルだから、どうもその似た気配を感じつつも、どこがどうなんやらこれまたサッパリ・・・KLMがせっかく福岡に来てくれて今後利用するにしてもオランダ語は絶対ムリ

それでも、トランジットじゃなかったら、運河が見たかった。迷路の回廊みたいな運河でクルージングなんか・・・あと、立体交差で道路の上に船が通過する運河とか。海抜0以下の国らしいイベント。そういえば、帰路では、 ALTITUDE (高度) が マイナス になる時があった。滑走路で直進中にね

入国審査。とりあえず、「ビジネスorサイトシーング?」とかは聞かれなかった。よくいる無表情で淡々とスタンプを押すオヤジだった。よく見なかったがEU圏内と部外者に分かれていたようだが、どっちも行きはごったがえしえしていた

アムステルダム⇒ニース(南仏)に直行できるのも KLM の強み。ただ、ニース行きに乗っかるのは、オランダ人がバカンス的に多かったみたい。前の座席遠慮なく倒し過ぎのオンナも学生系だった。その飛行機のまた小さいこと。同じKLMでも、福岡からだと、2通路を挟んで各3席ずつの合計横9席の海外用BIGサイズだったのに対して、コレは、1通路を挟んで横合計4席・・・ニース行きはそんなに需要がないのか?

また、窓側に恵まれなかったので通路側。だが、隣の奴が窓側にいるため、見ようと思えば横目に上空の様子が見える。何よりも、アルプス超えの時にはちょっと目を見張った。丁度、上空から見える富士山の頂上みたく・・・雪化粧した山が・・・いや、山脈が広大に広がっている

ニースはイタリアに近いから、というかイタリアのトリノに近いアオスタとかの南側の地中海だから、スイスやイタリア・・・丁度アルプス山脈の国に接した両国を南下する際に通過している模様。山脈を通過すると見えてきたのは地中海。ニースはコートダジュール(紺碧の海岸)と呼ばれているが、紺碧まではいかなかったものの済んだ青い海が、超えてきたアルプスとは比較にならない規模で広がり、海岸とのコントラストがまた美しい

南仏の主要な空港は、この玄関口のニースと、今後パリに行く際に使うことになるマルセイユぐらいにしかない。そして降り立つ、ニース空港は目の前が海と、リゾート感あふれる都市がお出迎え・・・さながらゴールドコーストじゃないか。まぁ、彼の地は空港がこんな目の前にはなかったが・・・

フランス人で、以前旅団長であるボスの元、日本に来日して、福岡の事務所で経営労務を学びながらフランス語を教えていたこともある ナタリー と 合流。そして、旅の足となるレンタカーを空港から借りる

オペルは、ドイツの自動車メーカーである。真っ先にオペルブリッツという第二次世界大戦の兵員輸送トラックを思いつくあたりが、歴戦のツワモノである。まぁ、あんまり使わなかたけど♪オペルのビバオという、ゴツイ黒いクルマ。ところが、コイツが発信する際に、暴れまわる!エンスト続発。急発進・急ブレーキのぞくはつで、まるで じゃじゃ馬に乗っているようで・・・いや、笑い事じゃなくて、狭い駐車場の階層で他のクルマ(プジョーとかルノーとか国産車)に ニアスレ でぶつかりそうになりながらの 「試験運転」 となってしまった。・・・こりゃ、保険に入っときゃよかった。そう、カネを惜しんでワザと保険に入ってなかったのだ!



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【世】 Légion旅団①:ツクツク奉仕とスクルト [【世】:地域情報]



6月7(土)、FUK(福岡)APから KLM(オランダ航空)でAMS(オランダの首都アムステルダム)へ向かった。約10時間以上のフライト+時差、サマータイムでマイナス1時間のため 7時間遅れのタイムトラベル

福岡からは エールフランスがダイレクトでパリに飛んでいない代わりに、KLMがアムス直行であるのでソッチで行く。インチョンとか逆賊国に飛んだりしないし、TYO(羽田・成田)にわざわざ逆走もしない

長崎に、オランダを題材にしたテーマパーク:ハウステンボスがある。オランダとはなんらかの因縁がありそうな雰囲気にして、未だご本家のご当地には上陸をここりみたことがない。しかし、今回は足を踏み入れるとはいえ、単なるトランジット・・・いや、正確に言えば、EU圏内に入国するため、入国審査はアムステルダムでおこなわれることになる・・・だけである

丁度、「会長 島耕作」のテーマトピックがオランダであったり、またアムスの網の目の運河が織り成す、人工首都デザイン都市・・・ブラジリア・キャンベラなどとも引けを取らない、シンメトリーに近いアシンメトリーに興味もあったが、これは一生のおあずけになりそう

今回は、旅団長が痛く気に入っているらしい おフランス(南仏)なので、これに従うしかない。ラストに華の都:パリは萌えているか も入っているが、旅団長も私も本音は、同じく行ったことのある、オーストリアの首都:ウィーンの方がむしろヨカッタ。ただ、ビギナーさんもご同伴されるので、パリになった

悪天で買った、GIのダッフルバッグ(ズタ袋)は、やはりレビュー通りかなりBIGサイズで、一週間の荷物など余裕過ぎて大きすぎた。背負っても、上部がスカスカっているので、ダブダブ。あまり今回のサックとしてはよろしくなかった。でもって、なんとか集合時間 8:30に間に合わせた(朝:ネットチェックも含めて4:30起き)

さて、機内。いろいろ飲料・メシのご奉仕があった。別に朝食べて来なくても良かった。機内モニターでいちいちのフライト航路の確認。これがどうも日課になっている。特にロシアの大地は広すぎなので、めぼしい都市が掲載されては消えていく。まさに本日の主人公は、降り立つことのないロシア。コイツを超えなければヨーロッパはない

機内上映で、ビッグスクリーンではなかったが 「穴と雪の女王」 があっていた。全席斜めの他人のモニターを横目に、香炉チェックのための移動時間に終始。あろうことか、福岡を飛び立ってから西ではなく北北東に航路を取るKLM・・・それも、朝鮮半島よりも東側を北上中とは・・・!

よもやの中国の防空識別圏回避運動の効果なのか?燃費がもったいなさすぎだぞ?!・・・などと勘ぐる始末。KLMは、ウラジオストク ⇒ ハバロフスク と シベリアの主要都市上空を通過中。この距離と時間なら札幌と同じぐらいなのでは???

さすがに、シベリアの極寒の地:ヤクーツクまでは北上しなかった。ハバロフスクから徐々に航路を北西に変更した。ジェット気流の偏西風に乗って、北により過ぎの北極海到達を予感するも、実際に北極圏までは到達しなかったが、ユーラシアの北先端まで上り詰めた

ヤクーツク ・ ブラツク ・ カンスク ・ ノボシビリスク ・ ノリリスク・・・ ツク やら スク やら ロシア用語の連発・・・ちなみに、航路が南寄りとなった帰路では スクルト ならぬ スグルト という 西シベリア低地の年も通過・・・

帰路でウラル山脈のペルミなども掲載されると、どうも ドラクエ用語は こっからパロってないかと疑い始める。スクルト とか ヘルム とか・・・

そんなこんなで 7時間余計に寝ない初日はハイだった

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